先入観を慎みましょう

病院にいらっしゃる方に対して、当初から、この方は病気の人という先入観で相手に接することは慎むように、私は心がけるようにしています。
表現は悪いのですが、レッテルを貼らないことを意味しています。
常々、今までにも申し上げてきましたが、病気の方は、相手の表情や言葉や行動について、大変敏感です。
一つの考え方ですが、私は、今日、ご縁のあった方という接し方で、そのご縁を大切にと思っています。
だだし、例外はあります。
長年治療に通院されている方が、今日は足元がふらついている、顔色が優れないなどと、医療者でなくとも気づくことがあります。
それは先入観ではなく、日頃からの見守りにあります。
そのような時には、いち早く、専門職の医療者に取り次ぎましょう。
特に初対面の方とは、信頼関係が築かれていないために、勝手に自分の思い込みは慎み、丁寧に接しましょう。