伝える・伝わらない

~医師と患者がミュニケーション不足を作った事例~

のどの痛みを訴え、近所の内科医に受診。

病気らしい病気の経験もなく健康そのものの患者。

季節がらインフルエンザの検査も陰性。

医師は単純な風邪と診断。処方箋を、服用するも病状は改善されず。

寝汗がひどく、夜中に数回取り替え、さらに就寝中にせき込む毎日。

胸の痛みもあり、初めて患者は不安を覚え検温すると、38度。

驚いて、再度同じ医師を受診。新しい処方箋に切り替えるも改善の

兆しが見られず、思い切って総合病院を受診。肺炎との診断。

悪化した原因は双方のコミュニケーション不足が招いた事例です。

★医師は病気の経験の少ない患者ほど丁寧に症状を訊くこと

★処方箋の効果が表れないこともあるので事前に説明しておく

★改善されない場合は受診してほしい意図を伝える

☆既往症のない患者は自己判断しないで、素直にきちんと話す

☆医師の説明に対して、注意すべきことや薬について尋ねる

☆改善されない場合、不安を抱えないで、すぐに医師に相談する

両者の「もう一言」の欠落が招いた残念なケースといえます。

 

★は医師 ☆は患者