協調性

今年の年間大賞は、カーリング女子の「そだね〜」が受賞した。

 

チームスポーツでは、チームの協調性が勝敗に大きく影響すると思う。

人は二人から、それぞれの意見の齟齬が生じると言われている。

 

「そだね〜」と納得のいく解決に、私は、恐らく各自が自分の考えを自由に発言出来る下地が築かれていたからではないだろうかと推察する。

 

私ごとですが、小学校3年生迄は病弱の為、友達と付き合う機会も少なく、記憶に拠れば、確か2年生の「通信簿」の評価欄には「協調性に欠ける」と記載されていた。

 

母親は極力、私の評価について、先ず、体を丈夫にすることを考えた。

幸いにも近くに「石井漠ダンススクール」があることを知り、負担のかからない程度の練習を始めることになった。

 

今では想像できないと思われそうだが、自分から声をかけることすらできないほどの引っ込み思案だった。

 

やがてグループの発表会に私も仲間に入った時、自分の間違いでグループに迷惑を掛けることを知った。

 

素直にいつしか仲間に声をかける勇気が出てきた。

 

この話題から、「チーム医療」と言う言葉を良く耳にするかと思います。

特に、命をお預かりしている医療者を始め、縁の下を支えている人達が、一団となって、病気の方に関わっています。

 

各人色々と意見はあっても、組織で決定されたことには、謙虚に受けとめる耐性も必要かと思っている。

 

気をつけないとつい、自分中心に考えていると、越権行為に及ぶ可能性もある。

 

物事を俯瞰的に見る、自分を客観的に見るといったことは、まだ小学校2年生から卒業できていないようである。

 

 

人に寛大で、協力精神を忘れないことでは無いかと自戒を込めている。