話す速度

人にはそれぞれ話す時の速度が違います。
この問題は、双方向性の関係にあります。
特に、相手が「何を最も伝えたいか」を察知する集中力が必要です。
言い換えれば、相手の立場に立って「理解しよう」とする配慮を意味して
います。
また受け手の側も、相手の個別性を重視して、相手の話す速度を判断して合わせることが、安心感から信頼感にと繋がります。
ついつい、忙しい時は早く説明することで、逆に何度も同じことを繰り返す経験をしたことはありませんか。
更に、話すピッチが早く、特に語尾が疎かに相手が聞き取れないケースが発生します。
例えば「受付」一つをとっても、フロア数や「○○の受付」と案内するのと、「○○受付」とでは、人は聞き逃しやすいのです。
相手が理解できる速度感を、身につけつことが必要です。
今後の高齢化が増加する中で、大切な接遇マナーではないでしょうか。