2023年

5月

31日

歯ぎしりの改善

3か月に一度、デンタルケアを続けて久しい。

 

「極力、歯を食いしばらないように」と、毎回注意される。

どうやら睡眠中に限らず、気が付くと奥歯に力をかけている。

 

今日の日本経済新聞の夕刊に「歯ぎしりと食物繊維関係?」という見出しに、思わず身を乗り出す。

 

しかも、出身地の岡山大学などのチームが国際医学誌に発表したとある。

 

現在、食品表示を始めとして食物繊維の表示を多く見かける。

 

記事によれば「食物繊維の接収量を増やすことで歯ぎしりを改善できる可能性がある」という調査結果だ。

 

歯ぎしりを起こす原因は知られているが、減らす方法はみつかっていないので、18歳から32歳の学生約140人に、35種類の栄養素の摂取量と歯ぎしりの有無を調査した。

 

その結果、摂取量の差は3グラムで、大体バナナ3本に含まれる食物繊維の量で、歯ぎしりとの関連がみられた栄養素は食物繊維だけだったという。

 

処で、私はいつ自分が歯ぎしりをしているかは分からない。

 

ただ、気が付くと、いつも歯を食いしばっているのも、歯ぎしりに該当するのかなあと、素朴な疑問が湧いた。

 

歯ぎしりというのは睡眠中だけに起こるものなのか、次回のデンタルケアで、ドクターに尋ねてみよう。

2023年

5月

30日

人は何時から変わるのか

5月30日は、語呂合わせで「ゴミゼロの日」と、エレベータ内の「今日は何の日」で知った。

 

我が母校の小学校を始め、近隣地区の小学校、地元の小学校の子どもたちに接していても、日常生活の基礎的なルールを守っている。

 

それが、何時頃からだろうか、学んできた素晴らしい生活ルールを失くすのだろうか。

 

新聞に掲載されている日本図書センター刊行の齋藤孝氏監修による2冊の絵本の紹介を、切り取り、手元に置いている。

 

こどもせいかつずかん「ひとりでできるよ!」、こどもルールブック「よくできました!」の2冊である。

 

前者は一生役立つ「生活力」が身につく絵本、つまり「あいさつ・食事・かたづけ・安全・・・ 「こどもの自立」はこれで大丈夫!!とある。

「5歳から親子でいっしょにチャレンジ!」と続く。

 

もう一冊は「全国のまま・パパ絶賛!! 親子で読めるしつけ絵本」とあり「3歳からチャレンジしたい46のルール」と続いている。

 

掲載されているのは、極一部分であるが、子どもではなく、寧ろ、大人が学ぶにふさわしいと想う。

 

いわゆる「リスキリング」として、私を含めて見直したい絵本である。

 

わが地域も林立する集合住宅群と共に、予想を超える大量のごみのルール違反が如何に多いことだろう。

 

基礎的な学びがいつしか人は成長共に喪失していくことを、嘆かわしく想っている。

 

先ずは隗から始まるとしよう。

2023年

5月

28日

杏の実

今年の杏の花は、例年になく枝が見えない程の花盛りだった。

 

その後も、気になり機会があると、杏の木を見守ってきた。

 

何故かといえば、もう遠い昔、植木市で買ってきた杏の木が成長して、土に返した方がと、知人の庭に植えたものである。

 

そっと、我が子を手放すような気持と察せられる父親は、誰に知られることなく、植えたのである。

 

やがて、大きく育った枝には、花が咲き、実をつけ、やがてまん丸くオレンジ色の実に染まるのである。

 

毎年、ご近所の「宜しければ、どうぞ」とバスケットに取れたての杏の実を、さり気無く玄関先に置いている。

 

今年は、近年になく果実の器量が素晴らしく、私も一粒持ち帰り、亡き父親に「お父さん、今年の杏はとても美人だよ」と話しかけた。

 

一粒だが、部屋に杏の甘い香りが広がっている。

 

今年も父親の杏への想いは、世代を超えて引き継がれている。

2023年

5月

25日

自分にご褒美

昨年末から、足首と踵の痛みに耐え、リハビリを続けた努力が実った。

 

整形外科の先生から、順調に回復方向に向かっているとの診断に、ドクターも表情が明るく、私も心が弾んだ。

 

足の故障で、こんなにも気持ちが冴えなくなるとは、鼻ぱっしらだけ強いが、頭から常に離れないでいたのは確かである。

 

人世77歳に成って以来、整形外科の御世話にばかり、なっているのが、何とも、自分の不注意からと、心の奥で認めている。

しかし、澱のように、奥底に蓄積していた。

 

既に、ドクターの診断結果を聞いているうちに、不謹慎だが、今日の昼食は独りで快気祝いをしようと、決めている自分に呆れてもいる。

 

スーパーに立ち寄ると、季節の果物「長崎産の枇杷」が輝いて見えた。

 

先ずは、お刺身コーナーで、「イサキのお刺身」に、もう決まりです。

 

サッパリと冷たいお蕎麦に「海老の天婦羅」、「イサキのお造り」、デザートは「長崎産の枇杷」で、よく頑張りましたと心で呟く。

 

枇杷の季節になると、私は「白枇杷」を思い出すが、最近というか、もう長い間、「白枇杷」に御目に掛かることはない。

 

記憶では、「白枇杷」は素人判断だが、市場に並んでいる枇杷より遥かに糖度が高いと思う。

 

因みに「枇杷」は、今年初物だった。

2023年

5月

24日

迷子になる

循環器の定期診察を終え、20年近く遠のいているお店に足を伸ばした。

 

目的地までの街並みの風景が、すっかり様変わりしていて、目的地までグーグルマップを片手に、きょろきょろしても、見つからない。

 

通行人3人に尋ね尋ねて、やっとたどり着いた。

 

急に、どっどとつかれ、喉の渇きを覚え、確かこの辺りに喫茶店がある筈だったと、又きょろきょろ。

 

見つからず、自販機で購入したものの、どうも、歩きながら、立ち飲みは

頂けない。

 

こんな時、日本家屋には軒下といった都合の良いものがあった。

 

目的地に着いたものの、お目当てはなく、早々に、踵を返して帰るとしたら、何と、バス停が見つからず、地下鉄口を見付けた。

 

時計を見ると、昼食時間をとっくに過ぎていた。

 

食事の用意をする気力もなく、サンドイッチと牛乳を買って、帰宅して、

冷蔵庫を開けて、しまった。

 

2日目に牛乳を買ったばかりで、頭が回らず、すっかり忘れていた。

 

数日前に、区役所からの「食品ロス」のリーフレットが頭に浮かんだ。

 

リーフレットに「賞味期限」と「消費期限」の違いが載っている。

「賞味期限」は開封していない状態で、表示されている方法で保存した場合に「おいしく食べられる期限」とある。

 

「消費期限」は開封していない状態で、表示されている方法で保存した場合に「食べても安全な期限」とある。

 

「賞味期限」が過ぎても、直ぐに食べられなくなるわけではなく、見た目やにおいなどから個別に判断を。

 

「消費期限」が表示されているものは期限内に食べきるとある。

 

微妙な違いに、1リットルの牛乳2本を前に、数日間この牛乳と闘うのかと思うと、気が重くなった。

2023年

5月

23日

パソコン用デスク

住まいを変えて、今年で12年を迎える。

 

相棒のパソコンとは、永年チェストの上で入力をしてきたが、昨年末のアキレス腱炎が想像以上に長引いて、些か焦りを覚えた。

 

気分転換と長時間立っていると、夕刻に大根足になるという事態に、パソコン用デスクを買い求めた。

 

簡単に入手できるが、組み立て式が主流で、これ以上指でも挟んだり、足に落としたりしてはと、キャスターをつけるだけといった略完成品に近いデスクを購入した。

 

高がデスクを置いただけで、部屋の雰囲気が変わり、気分転換になるとルンルン気分で、これで足の負担も軽くなり、スイスイとパソコンの入力で

快適な日々になる。

 

と喜んだのは、届いた当日の夜までで、背筋がピンと伸びなくなった。

 

どうも、相棒に加えるには些か問題である。

もっと、ゆっくり品定めして買い求めるべきだったと反省している。

2023年

5月

20日

カレーうどん

昨日の日本経済新聞夕刊のコラム欄「あすへの話題」に漫画家の竹宮惠子氏が朝カレーが15年以上の習慣だという。

 

イチロウの朝カレーがきっかけとある。

 

朝カレーは、カレーライスと察せられるが、私は独りになって以来、カレーライスを作ったことはない。

 

湿気の多い、シャキッとしない毎日に私は、カレーうどんが急に食べたくなり、買い求めたレトルトカレーを温め、茹でたうどんにかけた。

 

丼ぶりのカレーうどんに箸を入れた途端、私が記憶にあるカレーうどんではないと気付いた。

 

嘗て、緩和ケア病棟でボランティアをしている時に、ある患者さんがカレーうどんが食べたいと食事の希望が入った。

 

緩和ケア病棟では、患者さんの希望はできる限りの努力を惜しまないで、

栄養科で応じている。

 

栄養科は早速、カレーうどんを患者さんのもとに届けた処、「これはカレーうどんではない」と、拒否反応に終わった。

 

栄養科の責任者がその後、足蹴く通い、希望に叶う努力の末、患者さんから笑みが零れたと、ほっとした表情で話してくれた場面を思い出した。

 

今、私もカレーうどんに違和感を感じ、検索して納得した。

 

つまり、だし汁ありき、そして、うどんに絡まないさらりと潜りぬけるという独特の食感がある。

 

15年以上前の緩和ケア病棟の「カレーうどん」を懐かしく思い出した。

 

因みに、「カレーライス」は2019年3月に、我が母校の小学校の校長先生と、校長室で、給食の「地産地消のカレーライス」を頂いた。

 

その日を限りに、カレーライスとは今もって食していない。

2023年

5月

18日

衛生管理を問う

嘗て、緩和ケア病棟でご家族の希望で、ミカン、葡萄等々のご希望で、シャーベットを作る活動に、生甲斐というか、お役に立てたという達成感を良しとしてきた経緯がある。

 

実は、その後、緩和ケア病棟に対して、保健所の指導により、衛生管理上ボランティアによるシャーベットは禁じられた。

 

いま、シニア食堂、子ども食堂を始め、クローズアップされている。

地域活動の重要性は、理解できるが、友人が調理師の免許の更新手続きについて、命を預かる職種としての厳しい話を聞いた時はさりげなく、耳元を通り過ぎていた。

 

唯ただ、善意では済まされない現実に突き当った私としては、どのようなすみ分けがあるのか、問いかけたと想う。

 

事件が発生してからという考え方は如何なものかと、教示してほしい。

2023年

5月

17日

募る我が母校への想い

三月のマンション理事会を終えて、ほっとする間もなく、思いがけない事態が発生した。

 

既に私はお役を果たしたと想っていたが、状況は許せない状況に至った。

 

だが、私の組織に身を置いた経験上、私の役目は終わっていたが、そうはいかないという事態に追い込まれていた。

 

既に役職を解かれたはずなのにと、自己の闘いが続く。

 

そんな理不尽な闘いに、私は、我が母校の小学校うのブログが何よりの心の拠り所であり、支えであった。

 

先日16日に天皇陛下が、皇居で田植えをされたニュースに、我が母校の体験学習が重なる。

 

恐らくその前に、3年生による桃の袋掛けから、見事に美味しく実った桃の収穫と、都会では味わえない素晴らしい地域に、卒業生の一人として、心からエールを贈ると共に、私も母校のパワーを頂きているからね。

 

何たって、ふるさとの力、ふるさとの力の素晴らしさを、我が母校の卒業生より、伝えたい。そしてエールを。

 

「輝け 六小っ子」。

2023年

5月

16日

福山の思い出、

16日付の日本経済新聞に「地域のチカラ」街のイノベーションの副題で、隣接する「広島サミット」で注視されている、我が故郷の岡山県に隣接する、広島県は中国地方の天気予報に代表される。

 

かねてから、地域に対して、外部の講師を招いたり、私が口癖になっている開かれた窓口である。

 

まず「関係人口」を増やすと提案しているが、正に「よそ者」の柔軟性を

持たなければならないと、身近に私も理解できる。

 

処で、東京から一都民が口角泡を飛ばしても、犬の遠吠えに等しい。

 

よって、無駄なエネルギーは体調に堪えるので、福山での思い出を綴りたいと想っている。

 

我が故郷の鴨方駅から山陽本線で、里庄、笠岡、本庄駅の次が福山で、博多方向に向かって、右側にに福岡城が存在感がある。

 

1950年から、1967年時代での、福山での懐かしい思い出である。

 

父親の仕事の関係で、福山に出掛ける時が多く、何故か、母親同伴という3人で福山の地を訪れた。

 

父親の仕事が終わるまで、母親と、明治屋で、初めてミルクセーキ、ココアを口にした時、これまでに味わったことのない存在感に驚いた。

 

その後、父親が「魚勝」というというお店に連れて行ってくれた。

初めて、父親から「牡蠣フライ」を勧められたのも、この店である。

生々しい磯の香りに、私は不安を覚え乍ら、後に牡蠣フライに魅せられている。

 

記憶を辿ると、福山で「菊人形展」が開催されていた時期に重なる。

菊人形の前で、私に歴史も詳しく教えてくれた記憶を思いだした。

 

福山は私にとって、なく両親との味覚を始めとする学びの地であった。

今、私は我が故郷に、参考にすべき課題があるやに想っている。

2023年

5月

15日

ちんどん屋の力

一昨日と昨日、忘れていた昭和の時代の記憶にノックをしたのが、4年ぶりのマロニエ紅白祭りで、「ちんどん屋」に懐かしさとびっくり。

 

一瞬、パーっと会場の雰囲気が、ちんどん屋の来場より、活気づく。

ちんどん屋によって、マロニエ祭りが一つの繋がりへと変わっている。

 

丁度、一週間前の5月8日、日本経済新聞に連載中の「風紋」に、「ちんどん屋」の記事が掲載されていた。

 

目の前でマロニエ紅白祭りの会場が、4年間の空白期間もあり、何となくぎこちなかった雰囲気を、ちんどん屋の「力」により、嘗ての下町の雰囲気が蘇った。

 

記事によれば、19世紀半ばの大阪で、東京では楽隊を加えた編成は人気になったという。

 

マロニエ紅白祭りは、、浅草橋、柳橋、鳥越、蔵前地域のお祭りで、後日

江戸の情緒が残る奥座敷の柳橋巡りMAPに「ちんどん屋にも会える町」とのパンフレットを受け取る。

 

ネットで、検索すると、「ちんどん屋」の競技大会もあり、今回、マロニエ紅白まつりを盛り立ててくれた、ちんどん屋は、日本一に輝いていると知った。

 

改めて、「ちんどん屋」の力による効果を実感した2日間だった。

 

記事の最後に、当時立命館大の林幸次郎氏が、1980年、立ち上げたちんどん研究会から、時を経ること、今年の4月から京都市立芸術大学で、

週一回授業を担当する。

 

「街を歩く僕らの仕事は地域全体のの幸せをいのること」と結んでいる。

全く、林氏の想いが、遥か東京で証明されたのである。

2023年

5月

14日

素直に喜べない

昨日に続き、母の日を商機の標準に合わせて、今年で4年間のコロナ禍による空白を除き、16回の開催になる「マロニエ紅白祭り」が開催された。

 

初回から長年の友人夫妻に頼まれて、日頃何かとお世話に成っているので

お手伝いをしている。

 

昨日から、毎回お馴染みの出店が少なく、阿吽の呼吸で繋がっていた雰囲気がなく、複雑な気持ちになった。

 

長びくコロナ禍により、商いの状況にも変化が生じたことを察した。

これまでは、出店の際には従業員の協力で成り立っていたが、これまでとの相違点が分かった。

 

製造業が多い土地柄ゆえに、家内工業で成り立ってきた業種の多い地域で

今回の出店を見ても、従業員に別途の出勤手当を控え、家内中心で出店しているのが特徴であり、歴然と理解できた。

 

又、永年馴染で出店してきた老舗が、後継者がいないとか、職人さんがいなくなったとか、寂しい話題にも触れた。

 

美術に関わっている時に、日本本来の「手業」の仕事の作品を希望するといった伝統作品に理解を示す施主に接してきた。

 

コロナ禍により、日本はこれまでの生活スタイルをギヤーチェンジしなければならなかった事情に、私はこれまで生きて来た78年の人世に対して、

とても侘しい想いになる。

 

一方で、若き世代が、日本の良き伝統を理解し、芽生え、新しい切り口で

トライしている。

 

拒否反応を示すのは、経験、エビデンスに基づいた数値を認めず、横暴にふるまう輩には、どうしても受け入れない私の頑固さが健在である。

 

夕刻2日間の売り上げが、過去最高との報告と共に、夕食のお誘いがあり、

故郷のイイダコのおつまみと、地元の老舗の鰻重で、理屈抜きで美味しいと、初めて素直な自分を取り戻せた。

2023年

5月

13日

街路樹の功罪

「マリニエ祭り」がコロナ禍の影響を受け、、4年ぶりに日の目を見た。

 

私が上京した時の記憶によれば、街路樹は柳だった記憶がある。

 

気付かないうちに、マロニエ、日本名では栃の木に変わった。

 

当時の私は、街路樹を含め、地元の関心がなかった時代に、気が付くと、

統合し、廃校になった小学校をフランスの学校に貸し出していたという経緯は何となく、耳にしていた。

 

今回、改めて、検索すると、フランスレジェというフランス人の子女が通う「東京リセ・フランコ・ジャポネ東京学校」に貸与していたと知った。

 

というのは、当時夕刻16時過ぎになると、インバウンドに驚かなくなったが、当時、学校の近くのコンビニは、かの学生で身動きが取れない賑わいだったことを覚えている。

 

当時の町会長によって、フランスの学校との親善という大義名分で、紅白のマロニエを植樹した経緯が、今回の「紅白マロニエ祭り」へとの経緯がある。

 

落葉樹であるマロニエは、コロナ禍においてはその地域の住民から、感染防止のために、窓を開放していると住まいの2階、3階等々にお構いなく

季節によっては枯葉が入ってくる。

 

当マンションでも、管理さんの清掃では間に合わず、というのは、通学路に当たる為に、雨の日は滑る可能性があり、街路樹に面した住民は揃って落ち葉の除去をする。

 

シャンソンの「枯葉」なんて、そんなゆとりはない。

 

45リットルのごみ袋が、毎日パンパンになるほどの量に私は、行政機関に

相談に出掛け、毎年の伐採予定の前倒しをしてほしいと、事情を説明した際に、マイナンバーカードを名刺代わりにた提示した。

 

このような経緯のもと、4年ぶりに開催される「紅白マロニエ祭り」の後、

間もなく訪れる枯葉の季節に、お祭りの再開を素直に喜べない季節の訪れに複雑な想いでいる。

2023年

5月

12日

5月12日といえば

5月12日といえば、ナイチンゲールの誕生日、看護の日、民生委員・児童委員の日を思い出す。

 

というのは、どれもが私にとってターニングポイントに繋がっている。

 

偶然病院の看護部長の目に留まった私のある行為が、30年近くに及ぶ「病院(医療)ボランティア」のルーツである。

 

残念ながら、私の経験値に「病院ボランティア」の認識はなかった。

 

これはエライコッチャと、中、高校をミッションスクールで教育を受けた私は、常に無償の奉仕がインプットされていた。

 

しかし、33歳からアメーバー企業の経営者としてスタートした私には、

悩ましく、迷いが生じた。

 

ご和算で願いましてはという、環境に置かれました。

 

試行錯誤の時を経て、ある講座でナイチンゲールの「看護覚え書き」によって、私が目指す道を知り得ることができた。

 

「患者はたった一人でも良いから、なんでも自分の思っていることを、率直に話せる相手がいてくれたら、どんなに有難いことだろう」

 

「患者」という言葉を、私は広く、苦しんでいる日、相談、話せる人がいない、何とか、わたしの気持ちを理解してと対照を広げました。

 

目から鱗とはこのことで、、現在の「ぼっちの会」にも、私の根っこには

この基本精神が宿り、忘れないでいる。

 

必ずこの12日は医療ボランティアに当たり、病気の方に医療者としての心遣いのお手伝いをした日でもある。

 

この日は、私にとって、人へのホスピタリーの原点になったと言える 

2023年

5月

11日

2028年問題

テレビを処分して久しくなる半面、新聞に要する時間が長くなる。

 

午前4時16分、千葉県南部で、震度5強の地震に始まり、夕刻前から、雷鳴、落雷、急にヒンヤリ、と大気の不安定な日となる。

 

夕刊紙は、ビニール袋に入っているが、ポストの中は、雨でびっしょりと

濡れていることからも、かなりの雷雨というか、夕立である。

 

東海道新幹線の自動運転化については、兼ねてから知っていたが、いよいよ、2028年以降の導入を目指すという内容だ。

 

帰郷時には、飛行機より、私は新幹線の方が便利で、東京駅から東海道新幹線、山陽新幹線で、岡山からは在来線の山陽本線と決まっている。

 

自動運転という事は、今日のようにくるくると変わりやすい猫の目のような気象状態の際に、新幹線の乗客だったら、怖いと想った。

 

唯、記事を読み続けると、運転士が先頭車両に乗務した上で、運転中の速度制御や停車を自動化の実用化を目指し、発車や緊急停止などは運転士が当たるという。

 

何んでも彼でも、自動化するには、併せて、セーフティネットをしっかり担保してほしいと願うのは、私が臆病なのかなあ。

 

処で、2028年、私はいくつになっているのだろうか。

 

友人に話したら、「憎まれっ子、世に憚るというから、大丈夫よ」と、返事が返ってきた。

2023年

5月

10日

青魚の缶詰

最近、メディアで首都圏直下地震、南海トラフ地震、富士山大爆発等々の災害が報じられている。

 

地震国日本とはいえ、この処、あちらこちらで有感地震が発生している。

 

ひたひたと、当然いつ起こっても不思議ではないとの声が、大きくなっている。

 

更にこれまでに経験したことのない線状降水帯による水害も加わり、安心安全について、戸惑いを覚える。

 

体力的に、自分のことは自分でできるうちに、準備しておこうと、些か、

遅まきながら、保存食を少しづつ買い求めようと想った。

 

思いついたが吉日で、スーパーで青魚と言われる鰯、鯖、秋刀魚の缶詰を買ってきた。

 

賞味期限を確認すると、私の寿命の方が持ち堪えるかと想った。

 

缶詰の購入は、先日5月8日の日本経済新聞の夕刊に来るべき災害に備えるには、進化を続けている缶詰が、栄養面でも摂取できると知った。

 

缶詰の源流はナポレオン・ポナバルトが、軍事遠征を進めるには兵士の士気や健康を保つために、常温で、長期保存可能な食品の開発を公募した。

 

記事によれば、1804年フランスの菓子職人ニコラ・アペールが発明した瓶詰がナポレオンの期待に応えて優勝した。

 

その後、瓶詰はガラスが過熱や重量や輸送の問題で、主流がブリキ缶へと

変わった。

 

記事を読み進めていると、日本では1871年、長崎の実業家松田雅典が、フランス人教師に伝授され、日本で缶詰が生まれたのが始まりだそうだ。

 

現在、コンビニでも、スーパーでも魚介類から、焼き鳥などの肉類にまで

多種多様に広がっている。

 

買い求めた缶詰が賞味期限切れになっても良いから、災害に見舞われないように願っている。

2023年

5月

09日

「うんとこしょ どっこいしょ」

三月からスタートした「ぼっちの会」も、今日9日で3回も迎える。

 

当初、よちよち歩きで、手探り状態だったが、何とか、形が整ってきた。

スタッフも5名に増え、それぞれに得意分野を持ち合わせているので、私は安心して、お任せである。

 

そのような次第で、始まる前に、先日リクエストした2冊の図書のもう1っ冊「絵本のなかの動物はなぜ一列に歩いているのか」を読破したかった。

 

多くの絵本を取り上げている中で、空間の絵本学の一つに私が大好きな福音館書店刊のロシア民話「大きなかぶ」がある。

 

彫刻家の佐藤忠良氏による挿絵は、「うんとこしょ どっこいしょ」と力の籠った掛け声に、思わず私も、絵本の世界に引き込まれ、力が入る。

 

なかなか大きなかぶは抜けなくて、最後にネズミが呼ばれてやっとかぶが抜けるのである。

 

一列に並んだ最後のネズミの前は、猫で、しかもネズミは猫のしっぽに、

ネズミが後ろ向きにしっぽを結んでいる。

 

一番小さなネズミの登場によって、「大きなかぶ」が一段と魅力的になっていると想える。

 

「ぼっち会」も、「うんとこしょ どっこいしょ」。

2023年

5月

07日

ヒグマと血栓症

きょうで、今年の後半のゴールデンウイークもお終いになる最後の日に、

雨が降るは降るは、恐怖を覚える。

 

一方では、明日から、長く続いた新型コロナが、2類からインフルエンザ並みの5類に移行に際して、洗い流してくれると些末な考えが浮かぶ。

 

ビニール袋に入った日本経済新聞を取り出し、日曜日の楽しみであるサイエンスの紙面を開いた。

 

期待していた通り、「血栓できない冬眠中のクマ」というタイトルが目に飛び込んで来た。

 

健康診断で高血圧症と言われて、かれこれ20年に及ぶ。

 

年齢から、脳血栓、脳梗塞、眼底出血、脳溢血、狭心症と数えきれない程の可能性を持っており、朝夕の血圧計に表示される数値に敏感に反応し、一喜一憂している。

 

ドイツのミュンヘン大学などのチームは冬眠中のヒグマが長時間動かずに

寝ていても、血管が詰まる血栓症になりにくい仕組みを解明した。

 

夏と冬にヒグマの血液を採取して分析した結果、冬眠中のクマの血液には血小板の特定たんぱく質が、なんでも約50分の1に減少して、血栓ができにくくなるそうだ。

 

「HSP47」という特定のたんぱく質が減少するからだとわかった。

 

現在の血栓症を防ぐ薬は、出血のリスクなどがあり、遠からずHSP47の働きを抑える薬剤の開発に可能性を待つ段階である。。

 

自然環境の破壊に、餌を求めて、人との距離が近づき、被害に遭遇した方からのお叱りを承知で、冬眠中血栓に成りにくい個体を持つクマを、私は羨ましく想う。

2023年

5月

06日

メイストーム

今日は24節気の立夏、そして今夜は5月の満月フラワームーンの日だ。

 

楽しみにしていたが、珍しく強風が吹き荒れて、落ち着かない日を迎えている。

 

五月は気象上は、メイストームと言って意外に、荒々しい天候が多い。

 

こんな心騒ぐ落ち着かない日は、先日から読み続けている図書を傍らに、

大人しく過ごそうかと、「心の病」の脳科学を読み終えた。

 

精神疾患は「心の病」と想っていたが、「脳の病」だそうだ。

様々な角度から12名の研究者とコラム欄を4名の研究者計16名の研究者が精神疾患の解明から「治る病」にするための研究経緯を記している。

 

ストレス社会で生きてゐる私たちにとって、研究が進んでいるが、私の脳はページを進めるほどに、困惑混迷をしまい、高度過ぎて難しい・・・。

 

脳の疲労で、睡魔に襲われたまま、ハッと、気が付いてフラワームーンを

探したが、強風は収まり、どんよりした雲が広がっているだけだった。

2023年

5月

05日

菖蒲酒

令和5年5月5日と「5」が並び、「ゴー・ゴー・ゴー」と威勢よく聞こえる日だなあと、独りで悦に入っている。

 

個人的拘りだが、「3」「5」「7」という数字が好きである。

 

今朝の日本経済新聞のコラム欄「春秋」に、こどもの日とひとくくりされがちなきょう端午の節句だが、古くは悪役退散を祈願する儀礼の日だったとある。

 

3月3日を「桃の節句」と称されるように、5月5日は「端午の節句」の方が、季節感もあり、微笑ましく、情緒に富んでおり、「こどもの日」というのは、味気ない。

 

正にひとくくりという表現の通りである。

 

嘗て美術の仕事をしている時、日頃のお得意様のご自宅に、菖蒲をお届けした際に、菖蒲湯にしましたと喜んだ礼状を下さった。

 

先の「春秋」には、邪気を払う力が強く、「菖蒲酒」を紹介している。

「フグのひれ酒」は亡くなった父親が目を細めていた風景を思い出すが、

「菖蒲酒」は初めて知った。

 

ネットで、検索すると、菖蒲の葉の根元部分を薄く切り、徳利や銚子の日本酒に入れる。

菖蒲のアクを防ぐために、飲む前の30分を目安に飲み切る様にとある。

 

「春秋」にも、試すと爽やかな香りが鼻に抜けたと記してある。

 

来年の端午の節句には、忘れないで殿方にお勧めしたい。

菖蒲酒を嗜むには、こどもの日より「端午の節句」が相応しい。

2023年

5月

04日

ピンクのカーネーション

今日は「みどりの日」、今月の2日は「夏も近づく八十八夜」で、歌われる初夏という風情ある季節は失われつつあるのではないだろうか。

 

僅か10分ほど歩いただけで、おでこがピリピリする程の夏日である。

 

部屋も熱気で、ベランダに出ると、2年前に、故郷の知人から頂いたピンク

のカーネーションの花が咲いている。

 

小振りの鉢に、元気にまだ蕾も蓄えている。

 

私には、故郷の思い出が詰まった大切な宝物で、律義に花を咲かせて、私の心を温めてくれる。

 

つい、愛らしいカーネーションの花に、今年も忘れないでありがとうと語り掛けながら、水やりをした。

 

その異常な暑さは、見る見るうちにカーネーションの鉢から零れた水が乾いていくのに気が付き、慌てて、部屋に運んだ。

 

風薫る季節には程遠い、今日の「みどりの日」に際して、人類は自然のリズムに、もっともっと真摯に受け止めて行かなければと想った。

2023年

5月

03日

フラワームーン?

日が長くなり、うっかりスーパーに出かける時刻が遅くなる。

 

公園を横切ろうとして、ふと見上げた空は、まだ、日中の余韻が残る空に

まん丸く、大きな月が樹々の間を縫って目に飛び込んで来た。

 

あれ、今日、フラワームーンだったと見紛うほどで、それはそれは立派で気品すら感じた。

 

久し振りに、背筋を伸ばして、暫く立ち止まって見上げていた。

 

吸い込まれそうな神秘さも備わっている。

 

どんよりと曇りがちな私の心を洗い流してくれた。

誰かが、故郷の空でも今夜の月を見あげているだろうと、想いを馳せた。

 

自宅のベランダから見えるかなと、見上げた先に、飛行機が見えた。

時刻は丁度、20時だった。

2023年

5月

02日

リクエストの図書が届く

未だ、アキレス腱炎が時々、「まあだだよ」と、意地悪く思い出させる。

 

散歩は、最低でも一万歩とノルマを課していたが、最近は、半分の5千歩に

留めている。

 

明日から、後半のゴールデンウイークが始まる。

図書館からリクエストしていた2冊の図書が届いた。

 

ラッキーだと、早速ラジオ深夜便をBGM代わりに、どちらの図書にしようかなあと、ぺらぺらとめくった。

 

講談社刊の「心の病」の脳科学と勁草書房刊の「絵本のなかの動物はなぜ一列に歩いているのか」の2冊である。

 

どちらも、タイトルに惹かれて、リクエストしたと想ったが、どうやら、自分の心模様と重なっていると気が付いた。

 

極力、パソコンは午後8時までに打ち切り、翌日早朝にスマホ、パソコンと

5時には、パソコンに挨拶をしている。

 

迷うのならば思い切って2冊を同時進行で読むと決めた。

2023年

5月

01日

くさぎ菜のかけめし

先月に続き、今日も出身地の岡山県の話題です。

 

日本経済新聞の夕刊に、岡山県の吉備中央町に「くさぎ菜のかけめし」という郷土料理が、「100年フード」に認定されたという。

 

認定された「くさぎ菜のかけめし」は勿論のこと、「くさぎ菜」とは、更に「100年フード」とは、初めて尽くしである。

 

記事によれば、くさぎ菜は、山野に自生し、歯に特有の臭気があるシソ科の植物クサギの若芽を乾燥させたものだそうだ。

 

記事では栄養価は高いが、あく抜きなどの手間がかかるとある。

 

「100年フード」の認定とあるが、文化庁の取り組みで、地域に根付く食文化の継承を目指していると知った。

 

残念乍ら、手間が多く要するために、現在では2軒だけという危機感から、観光協会が、文化庁に応募を計画した。

 

応募するからには、根拠づけが必要であり、レシピと言われる文献が無いために、明治生まれの人から教わったという資料を集めて、認定にこぎ着け、今回の成果に繋がった経緯がある。

 

苦労の甲斐があり、認定後は徐々に増加してきた。

更に今後、発信続けていくという。

 

早速、「くさぎ菜」さらに「くさぎ菜のかけめし」をネットで検索した。

視覚で分かるも、葉の特有の臭気までは、伝わらず、帰郷するに限る。

 

どの程度の臭気かわからないが、私はセロリ、せり、春菊、からし菜、パセリといった香りの強い葉物類は好物である。

 

因みに、我が母校の小学校でも、地域の高齢者の方に、伝統料理の体験学習があり、まだまだ、美味しい伝統料理があるのではないだろうか。