2016年

11月

30日

図書館からのメール

幸せなことに道路を挟んで図書館があります。

まるで大きな書庫を持っているような感覚で、非常にこの図書館を利用しています。
私も編集者の経験もあり、自分の書いた本は1冊でも多くの人に買って欲しいという想いに相反するのですが、つい、図書館で購入依頼をしています。
言い訳がましくなりますが、1冊でも多く蔵書しておくことも必要だと思うのですが。
特に新刊書の希望が多く、数カ月待つことは当たり前ですが、図書館からのメールがあると、もうワクワクします。
特に新刊本だと 、1ページを開くと、インクのにおいにまずは満足します。
かつて銀座百点の編集者時代は、印刷会社に最低でも3日間は籠もって、割り付けや、色校正、文字校正などの作業をしますが、印刷会社の担当者が、ホカホカのゲラを持ってきますが、その時、プーンとインクのにおいがします。
その時の刷り上がったばかりのインクのにおいが、まだ私の脳裏の片隅に残っているようです。
残念ながら、今日は図書館の開館時刻に間に合わないので、明日を楽しみにしています。
約5カ月待ちわびた本は、ダニエル・オーフリー著『医師の感情ー「平静の心」がゆれるとき』です。

2016年

11月

29日

日付けが変わっていた

珍らしく睡魔に襲われずに、考え事やゴソゴソしていました。

なんとなくテレビも点けっぱなしにして、チョットひと息とコーヒーとクッキーを口に運んだ時、見逃していたNHKで、「ロスト北斎」の再放送中です。
北斎が晩年に地元の牛嶋神社に奉納するために描かれた大作で、しかも傑作といわれる大絵馬の「須佐之男命厄神退治之図」が、関東大震災で焼失した幻の作品といわれているそうです。
その作品が、コロタイプ印刷で、モノクロで残っている写真を基にして、現代のデジタル技術と手業といいますか、手作業の専門家によって、北斎の独特の線と、これまた何度も北斎の紫の発色に挑んでいく気の遠くなるような作業に、実物大に2年の歳月を費やして、見事に100年ぶりに復活する過程を追い続けた素晴らしいドキュメンタリー作品です。
さて、心豊かになったところで、もう一杯コーヒーを飲んだあと、すぐテレビを消せば良かったのですが、逆に次のドラマに目がパッチリ。
まさかこんな深夜に恐らく再放送だと思うのですが、私が見落としていた英国のドラマの「ダウントン アピー4」と続いているのです。
チョット入り込んだ人間関係と登場人物の多さに慣れるまで時間がかかりましたが、実は人間の持つ表裏に興味が深まり ハマったドラマです。
間もなく、シーズン5がスタートするようです。
気がついたら 日付けが変わっていました。でも、充実した深夜を過ごし、まだこの歳でも、かつて編者時代の徹夜のモードにオーケーです。さあ、今日も遅刻しないように行ってきます。

2016年

11月

28日

雨も上がる

昨夜の雨も出かける時刻には、雲もちらほら見えますが、スッキリとした澄んだ空が気持ちもスッキリさせてくれます。

また、乾燥していた空気もしっとりとして、風は強いものの、昨夜の雨のお湿りは、私には恵みの雨と成りました。
そんな快適な朝を迎えるのは、13日のブログで紹介しました時以来の、自分の気持ちにも整理がついた時と同じ気持ちになっていました。
しかし、思わぬことで季節柄、火の粉を被ることは、人生上避けられないし、逃げることは 両親から厳しく躾けられています。
これからの長い人生を生き抜いていくためには、自分では納得いかないことや、また理不尽なことでも、きちんと自分が責任を取るぐらいの勇気も持った子供でいて欲しいと、よく注意もされました。
既に、思い当たる諸問題も既に私の中では、両親の気持ちを汲み取ることで、いつまでも拘っているのは大人気ないので、既に解決済みです。
前向きに自ら、勇気を持って解決することは、相手にも礼儀を尽くしていることではないでしょうか。
私が尊敬しています看護部長が、問題が発生した時は、逃げないで自ら進んでその渦中に関わることで、解決するのよねと、私に話してくださいました。
やはり、相手に対して逃げないこと、責任を取る勇気を、改めて、看護部長から再確認したものです。
ところで、最近怒りやすいというか、感情的になる人が多いといわれていますが、今朝の新聞に、プレジデント社よりプレジデント12/19号のメインテーマは 「怒らない生き方」との広告に、自分も含めてお勧めしたい人が浮かびました。

2016年

11月

27日

今でも足を止めるもの

曇りがちな空を見上げながら、チョット考えごとをする時は、公園か、当てもなく近所を散歩するのが習慣になっています。

ふと気がつくと、白い建築計画のお知らせ看板の前で足を止めています。
まだ、脳裏のどこかに残っていることに自分でも驚くとともに、未練がましさに嘆かわしくも思うという複雑な気持ちがあります。
美術の仕事をしています時、私は白い建築計画のお知らせ看板から、仕事を探していました。
お知らせ看板の情報から建築会社や設計事務所宛に、初めましてといった手紙作戦をしてきました。
縁のある先は、交渉が楽ですが、初めてのところは緊張もしますが、ダメもとで、どこかで楽しんでいる自分がいます。
今回はダメでも、次回のために一人でも多くの人とのご縁作りです。
今、考えると若かったんだなぁと思います。
だだ、最近の散歩コースはオフィスビルより集合住宅が多いのですが、やはり足を止めています。

2016年

11月

26日

元気を取り戻す

よく「ゴトウビ」という言葉があります。

どうやら、日本社会では5という単位を区切りにするところがあるようです。
私も、昨日の25日で、なんとなく目の前にモヤモヤしていたものが、なくなってきているのが、体で実感できるようになりました。
いよいよ鬼門の11月も残すところあと5日を残すだけになりました。
節分には早すぎますが、鬼は外といった心境です。
これまた、偶然ですが、毎週土曜日の日経新聞の女性欄に、「キャリアの扉」にイノベーション・ノルウェーCEOのアニータ・クローン・トローセットさんの輝き続けるための「4つの動詞」に、全く私が同じ行動パターンをしていたことを、記事に見つけ、ヤッターと納得しきりです。
そのまま記事を紹介、独り占めしないでおすそ分けします。
『疲れたり、気分が乗らなかったりする日もある。そんな時は「寝る」「単純化する」「書く」「バランスを取る」の4つの動詞に立ち返る』
さて今日は、土曜日、何から始めようかナ。

2016年

11月

25日

話せば分かる

インフルエンザが例年よりも早く流行とのニュースにも、私も思い切って予防接種を受けました。

未熟児から虚弱体質ですが、不思議とインフルエンザとは疎遠の間柄ですが、取り敢えず、高齢者は死亡率が高くなるとのことです。
チョット、今日は、これまで長いおつきあいをしています仕事のことで、メールでのやり取りでは ラチがあかず、フェースとフェースということになりました。
自分を含めて、ついメールで強い表現をして、アレこんなにキツイ人だったかなぁという経験を何度もしています。
今回も、その必要性が発生したのです。
父親が、仕事で込み入ってくると、よく「話せば分かる」と1932年5月に殺害された当時の内閣総理大臣の犬飼毅の有名な言葉を、相手に対してよく持ち出していました。
確か、岡山の吉備津神社の犬養毅の記念像の前で聞かされた記憶があります。
おかげさまで、話せば分かり合えました。
無事に解決し、信頼関係が深くなりました。

2016年

11月

24日

2日遅れの「小雪」

天気予報がピンポーンの東京も54年ぶりの雪になりました。

六ツの花といわれ、雪は空からのレターともいわれていますが、チョット季節がせっかち過ぎて、背中と腰にカイロを貼って、重装備で出かけました。
こんな日こそ、元気印でいなければと気持ちを引き締めるように心がけています。
一昨日の22日に、すみだ北斎美術館がオープンしましたが、私は時々、葛飾北斎のお墓のある誓教寺の前を通ります。
日経新聞の8月7日の「美の美」に「トラが来た!」というタイトルに引き込まれ、読み始めると、北斎の最晩年、「雪中虎図」と「雨中の虎」を描いたことを知りました。
太田記念美術館所蔵の「雨中の虎」は青い目のエキゾチックな風貌とあり、亡くなる年の作品との記載ですが、今日のような雪の日の「雪中虎図」の作品にも興味が湧きます。
北斎のお墓のある通りには、多くはステンレスを使用するシンプルでシャープな彫刻の造形作家の内田晴之さんの作品があります。
内田さんとは、関西で約4メートル近いステンレスのモニュメントとのご縁があり、その通りを歩くたびに、新旧の芸術家に、想いを馳せています。
やはり、美術の世界にも忘れがたい思い出を持っている私は、素晴らしい方に出会い、素晴らしいチャンスをいただいたことに、つくづく幸せな人生を歩んできたとの想いでいます。
外は寒いですが、心はホッコリします。
今、その通りにはマリーゴールドが、この寒さや雪にも負けず、咲いています。

2016年

11月

23日

ガリ子ちゃんとの休日

今日は「勤労感謝の日」。昨日に比べて寒い。

休日を前に民間調査が休日の過ごし方の調査結果によれば、独身の男女の8割が、「休日は1人」というデータが出たそうです。
とりあえず、私も独身で、休日は1人で過ごすというより、過ごしたい願望があります。
特に、寒くなるとその傾向が強くなりますが、じっとしていることは苦手で何かを見つけてゴソゴソと、狭い部屋の中で動いています。
最近は加齢のせいか、スピードが鈍ってきましたし、さて、今、何をするつもりだったのだろうなどなど、きりがなく起こります。
寒いけれども、5年ぶりにガリガリ君の妹「ガリ子ちゃん」が売り出されたとのことなので、近くのコンビニとスーパーに出かけることにしました。
自分でもいい歳をしていながら、つい、思いつくともう靴を履いています。
最近は冬にアイスクリームが売れるそうですが、私も寒がりのくせに、冬のアイスクリームファンです。
昨日で、グレーな世界から解放された想いもあって、冷たいけれどもガリガリ君兄妹に満足の勤労感謝の日でした。

2016年

11月

22日

視界が開ける

今日は24節気のの「小雪」ですが、ピンとこないような陽気です。
おかげさまで、薬からも解放されました。
そうすると、じっとしていられないという性分の私です。
健康のために必要以外の情報には目をつぶっていましたが、ふと、毎月送信されてくるメルマガが気になりました。
昨年の2冊目の出版を終えてからの私は、充実感がない日々で、まるで「青い鳥」を探している状態でした。
古希という年齢にも、一つの節目というこだわりというか、変身願望が強くなり、落ち着きのない空虚な精神状態が続いていました。
一つのメルマガによって、川端康成の「雪国」の有名なくだりの「トンネルを抜けると〜」のトンネルを私も抜け出せるかもしれないと閃きました。
「下手の横好き」で良いと思う気持ちになりました。
長い時間でしたが、自分を削ぎ落とせるだけ落として考えた結果、あるメルマガにピントが合ったのです。
名誉や利を求める野心を全て消しゴムで消していく作業をすることが、今の私には求めれているとわかっていましたが、なかなかまだその悟りの境地には程遠いという次第です。
「決めた」と思った途端に、視界が広がってくるのを楽しんでいる自分がいました。
しかし、何を始めるかは内緒です。

2016年

11月

21日

「当たり前」が始まり

朝目覚めた時に、今日は何か、記憶の中で存在しているのに思い出せない日がありませんか。

懸命に思い出そうとしても、どうしても思い出せない。
なんとなく奥歯にものが挟まっているような感覚は、愉快ではありませんが、そのうち忘れてしまうことで、そのままやり過ごしてしまって日が暮れたなんてことが多くなりました。
今朝、しっかりと読みきれなかった新聞を読み直して、あ、そうだったと思い出しました。
日経新聞の朝刊の教育面に、昔の「当たり前」が現代では難しくなってきているという記事で、今から
25年前の今日11月21日に、初めて「病院ボランティア」というボランティア活動を知った日でした。
既に、病院ボランティアを始めるきっかけについては多くの場で語っているので、省略しますが、確かに
今、「当たり前」と自分では思っていることが、当たり前なのかと、ふと考えると時代になってきたように感じる時があります。
後ろ向きに考えないで、これからの時代を担っていく人たちに伝えていくことと、新しく当たり前と思われるものとのコラボレーションができればなんて思っています。

2016年

11月

20日

お尻を向ける勇気

大変品のないタイトルで失礼をいたします。

毎週土曜日の日経新聞の一面を現代の女性問題に取り組んだページがあります。
既に女性の活躍の場から退いた私ですが、興味や関心は残っています。
11月19日に、労働政策研究・研修機構主任研究員の池田心豪氏の「働く女性のの悩み」の記事の中で、ハタと膝を打ちたくなる一節があります。
政治経済学者ハーシュマンの有名な発言として、我慢ができない不満をもったときに人々がとる行動は抗議(発言)するか立ち去るか(退出)の2つに大別されるという箇所です。
古希を迎えた約2年前前に、70年間の整理をして、残された寿命をもう一度改めて見つめ直したいと思っていました。
しかし、予定は未定、願ったり叶ったりとは、逆にだんだん距離が広くなるばかりです。
ゴルフをしている時など、寒風の中を殿方と一緒にワンハーフラウンドしても、風邪をひくこともなく、喉の炎症も起こらなかった。
つまり、リセットできる時間を持っていたからです。
そろそろ時にはお尻を向けなければいけないことも必要だと思っています。
人生のナイスショットを見つけようと。

2016年

11月

19日

晴天の霹靂

今日こそ寒暖差疲労に陥るような週末の土曜日になりました。

友人から、朝早く、今日はあなたと同じように自宅にこもって書類整理をするつもりとのことです。
先日、私たちの時代は、銀座のソニービルの広場で さまざまな季節の趣や、奇想天外なモニュメント等で私たちを楽しませてくれました。
一世代前は「有楽町で逢いましょう」から、私たちの世代は「ソニービル」か、4丁目の「三愛ビル」で待ち合わせたものです。
2020年に建て替えをするまでの来年3月末まで、これまでのソニーの商品が展示されているそうです。
1950年代も後半ですが、私の小学校でも当時としては高額だったと思うテープレコーダーを購入したのです。
全くの晴天の霹靂と申しますか、なんと私にピカピカのテープレコーダーに歌を吹き込みたいとの話です。
音楽の先生いわく、私は「アルト」なので、曲目は北原白秋作詞、中山晋平作曲の「砂山」で、既に学校側では織り込み済みのことです。
母親は、心配と、失敗しないようにと、まるでステージママのように、私の後ろで手を合わせていたのを憶えています。
なぜ、私だったのか、未だにわからないまま、複雑怪奇な思い出です。

2016年

11月

18日

知識を広げる喜び

寒暖差疲労という言葉があるそうですが、私は週末疲労の傾向があります。

この寒暖差疲労を健康問題に限らず、広く使うことができるように思います。
新しい表現や言葉や情報を知ることは、大変有意義でもあり、心を豊かにしてもくれますし、知り得た知識から自分流の発想を楽しむこともできるからです。
この性格は治療不可能かと思われるもので、どうしても狭い枠の中に閉じ込められるのが、息苦しく苦手な私は、出かける前の僅かな時間でも、テレビや、新聞からできる限りの知識や情報なり、ヒントをタップリと抱えて出かけるように心がけています。
一通りその一連の行動をして、靴を履かないと何か大きな忘れ物をした感情に囚われるのです。
残念なことに、入手したら情報から思いついた発想等を、すぐに文章化する時間がなく、現在は殆どは
シルバーシートに座れると、急いで忘れないうちにiPadに打ち込んでいます日が続いています。
今日はミッキーマウスの誕生日、永遠のガールフレンドのミニーは素敵なプレゼントをしたのでしょうね。

2016年

11月

17日

潤いが必要

インフルエンザの流行が例年より罹患率が高いとの報道とともに、乾燥も日を追ってカラカラモードです。

11月の初旬から、お付き合いの良い私は、未だにお薬のお世話になっています。
空気の乾燥よりも、なんとなく私の周りでも、体調によるものではなく、日常生活が乾燥気味で、ガサガサ、ギスギスした雰囲気が拭えないことの方が重症です。
なかなか薬では解決できないように案じられるからです。
潤いを補うためには、加湿器がありますが、心の加湿器が必要なケースが多いように感じています。
言葉を一つとっても、何か潤いがなくなっているように思ってしまいます。
友人が「やっぱり、歳ね、最近お薬飲んでもなかなか治らなくなって」とさりげなく話したところ、同席していた友人より一回りほど若い女性から「それは栄養不足じゃないの」といわれた私の友人は、とてもショックを受けたと嘆いていました。
なぜ「それは辛いですよね」と言えなかったのでしょうか。
日頃から、潤いのある生活の必要性を私も改めて、喉の乾燥とともに気付かされました。

2016年

11月

16日

自然界が染まる頃

今日はいい色の日だそうです。

いい色とはどのように捉えたらいいのでしょうか。
色一つにとってもその人なりの人生模様が、色にも現れるように思います。
今の季節は北から自然界がさまざまな自然の絵の具の色付けが始まっています。
小さいころ、父は赤く染まったもみじののある場所に私を連れて行ってくれたことを思い出します。
さらに、小学生の頃の課外授業として、軽い遠足も兼ねて近くのお寺の庭に染まったもみじの写生会が、秋の恒例になっていました。
相変わらず、虚弱体質の私は、厚い座布団を持参、マフラーをして、同級生からからかわれるほどの重装備で出かけるのですが、その夜から発熱という全く仕方のないひ弱な子供でした。
恥ずかしいのですが、20年近く前に東北に出かけた車窓から見えるオレンジや黄色く染まった木々の葉
に驚いたものです。
言い訳をするわけではありませんが、関西地方は京都を始め、もみじの赤くなるのが紅葉と思い続けていました。
しかし、私にとっては、なんといっても緑と白がいい色に変わりがないのです。

2016年

11月

15日

やってみなはれ

11月になれば、毎年石蕗の花が咲くと思っていましたが、今年はなぜか、出会うことがなかったのです。

ところが、用事で四ツ谷に出かけた道筋の公園に、待ち焦がれた石蕗が咲いているではありませんか。
なぜ、そんなに石蕗の花にこだわるのでしょう。
実は、美術の仕事に携わっています時に、ちょうど、日経新聞に現在も掲載されています「私の履歴書」に、サントリーーの社長、元会長の佐治敬三氏の履歴書の中で、確か、美術の記事に私が、思わず、恥じらいも遠慮もなく、手紙を認めました。
当然、私の一方的な突拍子も無い行動ですが、私はわが子でも、生まれた時が親子でも初対面といった横車を押しては、各界の経営者に臆面もなく手紙でアプローチを試みました。
佐治敬三会長にお送りしました手紙の最初の挨拶が、「石蕗の花が盛りを迎えています今日この頃でございます」が書き出しでした。
その後は、佐治会長から丁寧な挨拶には、仕事を頑張るように、そして、新製品を送りますので、個展等のオープンパーティで使ってください」と数年間に渡って贈ってくださったのです。
「私の履歴書」でも記載されていますが、新しい試みを相談する社員に「やってみなはれ」と信じ、励まされたという一節が、今も忘れられない一言です。
私も自分に「やってみなはれ」といえるものを探しているところで、ウロウロ、キョロキョロしています。

2016年

11月

14日

新鮮な空気

昨日の「人むすびの場づくり100回記念」の余韻が今朝も残っています。

さまざまな異業種交流の場であり、最近の私は、ある意味で毎日が一つのボックスの中でひたすら動いていることに気がついていました。
このままでは、健康寿命といいますか、頭の回転と体の衰えを案じているところに、久しぶりに、伸び伸びと自分の意見を述べることで、かつての自分を取り戻し、大いに得意とすることも発揮できました。また未知の世界で活躍している方の話を聞くことで私にとっては大きな発見や知識を得ることができます。
お互いが双方向性の関係の集まりでした。
今日から、昨日の収穫を活かし、背筋をピンと伸ばした次に続く週のスタートにしたいと願いつつ。

2016年

11月

13日

私だけのスーパームーン

2003年、私は素晴らしい活躍をしていますテラ・コーポレーションの経営者の高重和枝さんとのご縁ができました。

その後は疎遠になっていましたが、私には忘れられない存在の方で、2012年に幻冬社ルネッサンスから刊行しました「笑顔の力」をお送りしました。
お人柄通りの心のこもった手紙をいただき、元気にご活躍を知りました。
翌年の2013年、2008年から始まった高重さんが主催していますワールドカフェ「ひとむすびの場づくり」のゲストスピーカーの依頼をいただき、医療ボランティアの体験を通して笑顔とコミュニケーションについてお話をいたしました。
今年の9月だと記憶していますが、高重さんから11月13日の「人むすびの場づくり100回記念」のゲストスピーカーのお誘いのご案内をいただきました。
2016年の11月は、私にとっては病院(医療)ボランティアをスタートして、ちょうど25年になります節目といいますか、区切りの年です。
私はこの晴れがましい「人むすびの場づくり100回記念」を最後に、医療ボランティアについて、人様の前で話をすることを辞めようという想いを秘めて参りました。
学生を始め これから医療人を目指すひとには 惜しみなく拙い体験ですが 、伝えていきたいとの想いは失うどころか、強い想いがあります。
高重さん、私の背中を押してくれてありがとうと見上げた空に、明日が68年ぶりのスーパームーンですが、クッキリと大きな月が目に入りました。
充実した1日の夕刻、私だけのスーパームーンに、これで良かったのだとしばらく立ち止まって、月に魅入っていました。

2016年

11月

12日

セデーションに徹する

原田マハ氏のベストセラー「本日は、お日柄もよく」のタイトルのように、連日の寒さから解放されて小春日和に恵まれた土曜日になりました。

好天気にもかかわらず、私は体調も影響しているかもしれませんが、昨日、相手からのひと言に珍しくシコリが残っています。
日頃の私は、即座に相手の資質とされる性格と受け止めることが、ボランティアを25年も続けていると、サラッと切り捨てるのですが 、なぜか、翌日まで持ち越しています。
思い切って、今回の件で関わりのあるものを思い切って、廃棄しました。
目の前に目障りなものがなくなった私は、体調を始め、心身ともに回復してきました。
昨日、傷ついた私の気持ちに寄り添ってくれましたのは、緑の葉に水滴を蓄え、白い花が咲いているヤツデでした
私にとっては、白と緑がセデーション効果に繋がることを再確認しました。
もう少しレベルアップすれば、翌日までフリーズすることは、相手と同じレベルに自分が翻弄されただけです。もう、やめた。
明日に向かって前進しましょう。

2016年

11月

11日

もやしと青年

朝から篠突くような雨に、元気印のオクザリスの花がすっかり下を向いてフリーズ状態です。

なぜ、もやしが先で青年が後回しのタイトルなのと思った方もいらっしゃることでしょう。
今日、11月11日は「もやしの日」ということで、主客転倒を敢えてしました。
約10年さかのぼりますが、友人が社員教育の一環として、病院ボランティアから学んで欲しいとの申し出を、快く受け入れました。
その青年は、大学を卒業後、大手企業でエンジニアでソフトの開発に従事していました。
その3年後、上司の葬式に参列した時、尊敬していた上司も企業では、ダダのパーツの一部にすぎないことを感じたのです。
青年は3年間の貯えをはたいて、日本を脱出しました。
各国でアルバイトをしながらも、さすがに世界の厳しい現実に日本に帰ってきました。
友人の会社も立ち上げたばかりで、まだ経営的にもヨチヨチ歩きの状態のため、その青年はますます生活が苦しくなりました。
ある日、「淺野さん、一番安くて、満服を味わう野菜はなんですか」
私は即座に「もやしよ、まずリーズナブルで、栄養価も食物繊維も豊富だから、軽く茹でてマヨネーズとか、油炒めにするといいわよ。もう、一つ、芽が出るかもしれないし…」
ボランティアをやめる時、私に「淺野さん、僕はスピードをいかに短縮することがサービスだと思っていましたが、必ずしもスピードだけではないことをボランティアをして気がつきました」
「偉い、ハナマルよ。人それぞれのペースに合わせるのが、ボランティアには必要なことがわかったのね。卒業かな」
「もやしの日」のおかげで、青年のことを思い出しました。
因みに、英語では、葉が四つ葉のクローバーに似ているところから「グッドラックリーフ」と呼んでいるそうですよ。

2016年

11月

10日

マイ・ハンドクリーム

冷たい風が吹き始めたせいか、手がガサガサしてきました。

今年もハンドクリームを準備する季節です。
これも偶然ですが、今日は「ハンドクリームの日」だそうです。
そうであれば尚更のこと、善は急げでスーパーで柚子、グリセリン、日本酒を買って早速マイ・ハンドクリームを作ることにしました。
このハンドクリームは給食の仕事をしているとおばちゃんに教わったものです。
食品を扱っているので、臭いや油性が残るものは使用できなく、それでいて水仕事も多いので手荒れがひどいとのことです。
私はこのハンドクリームとの相性が、よく、手足や、かかとばかりでなく、乾燥気味の体にも使っています。
さらに、化粧水がわりに顔にも抵抗なく使っています。
友人いわく「あなたは厚顔だから、だいじょうぶなのね」と冷やかされる冬の日がきました。
因みに処方箋です。柚子一個を6 〜8当分に切り、グリセリンと日本酒は同量で、約10日〜2週間目安に
瓶に切った柚子を入れておき、液を取り出す時に静かに上澄み液を取り出し、他の瓶に移しておしまいです。
私は小瓶に分けて冷蔵庫に入れています。

2016年

11月

09日

木枯らし1号の夜

天気予報では盛んに、今日は冬将軍の到来と木枯らし1号が吹くと報道しています。

ようこそ、冬将軍さまには歓迎できない体質の私ですが、いよいよ冬のモードにリセットするようにと喚起の意味もくみ取れます。
かれこれ20年近く前、木枯らし1号が吹き荒れた夜、友人から電話がかかってきました。
電話口の友人は興奮状態です。
「もう、限界なの。どうしても見過ごせなくなったの」「どうしたの?」と答えるのが私には精一杯でした。
「主人が使った後、水切りをしないため、ケースの中に水が溜まって、ブヨブヨなの。それが気になって気になって。一体主人はどんな育てられ方をしたのか、お義母さんに聞いてみたいわ。もう主人との生活はできないわ」
これまでの私が知っていた友人とは違っています。
本当に日常の小さな生活環境の違いから、少しづづ大きくなった溝です。
驚きのあまり絶句しています私に「ねえ、聞こえてる?」と迫ってきます。
私にはそんな小さいことでと思いましたが、友人には大きい問題なのです。
その夜、冬将軍さまが私の心に住みついたような寒さに寝付けませんでした。
柘榴も頑なに口を閉ざしたままです。

2016年

11月

08日

鳥はよく知っている

例年であれば葉しか残らないサンゴジュの木が 、今年はたくさんの実がたわわに残っています。

聞くところによれば、その木の下に新しい家が建ち、鳥が寄りつかなくなったからだそうです。
鳥には予定していた食糧事情に戸惑っているのではないでしょうか。
もうひとつ、これもいつもの道の途中に一本だけ渋柿があります。
やはり鳥もよく知っていて実をついばむことはないそうです。
鳥は自然界で生き延びるために本能的に、熟して甘い実をを見分けられるように備わっているのでしょうか。
先日、調べものをしていたノートに、哲学めいた渋柿についてメモ書きがありました。
「自我を捨て、渋みを甘味に変える。ただし、皮を剥かないと甘味にならない」
5年前の11月8日と記されています。偶然とはいえ、不思議です。

2016年

11月

07日

冬は美術館に行こう

今日は24節気の立冬。

いよいよ正真正銘の冬になりますというシグナルです。
さすがに暦どおりの寒い朝です。
アゲインストの風に「北風吹きぬく寒い朝も、心ひとつで暖かくなる」と吉永小百合の「寒い朝」を口ずさんでいました。
そうか、心ひとつで今、私が暖かくなるものは何だろう。
「貼るカイロ」なんて色気のないことは抜きにして。
そういえば随分美術館にはご無沙汰です。
現在、国立新美術館で「日展」が開催中です。
かつて仕事でご縁のあった三田村有純さんが、工芸美術部門で内閣総理大臣賞を受賞したことを新聞紙上で知りました。
まだ抗生物質に頼っています私は、人混みを避けなければいけないため拝見できないのが残念です。
真夏の午後、東京芸大の土ばかりの運動場を抜けて、漆作品の創作現場に触れた往時を思い出すだけでも、心が暖かくなりました。
三田村さん、おめでとうございます。

2016年

11月

06日

電気毛布を出す

休日でも受診可能なかかりつけ医の開診時間を待って駆けつけました。

既に待合室はマスク姿で、座る余地もないほどです。
わずか、10分ほどの差で、行列のできるクリニックです。
落ち着いて見渡すと、若い人が多く私が一番高年齢になんとなく圧倒されそうです。
やはり抗生物質の力を借りなければならないようです。
帰宅して、やせ我慢をしていました電気毛布を出しました。
温まった電気毛布にもぐりこんだ時の何という快適さ。
もうやせ我慢はやめて、自分の体の訴えに正直になりましょう。
反省しています。

2016年

11月

05日

鬼門がきた

柿が赤くなると、医者は青くなるといわれる、季節を迎えています。

今年の秋は確か1ヶ月ほどの小さな秋といいましょうか、一気に冬になってしまいました。
霜月といわれる11月は、必ずといっていいほど3日の文化の日は 喉を痛め、発熱、ダウンというコースが待っていました。
今年は、その3日を無事にやり過ごした2日後にして、喉が痛く、悪寒が始まりました。
とうとう今年も来たかと、悔しく、情けなく、歯ぎしりしました。
あいにくかかりつけのドクターは今日は 休診で、万事休すです。
日経新聞の夕刊に、春菊は「食べる風邪薬」という記事に、早速春菊を買って、胡麻和えにしました。
春菊の香りに食欲は勝りましたが。
あゝ、ヤッパリ喉が痛い、ゾクゾクしています。

2016年

11月

04日

一粒のどんぐり

セレブといわれる町で、信号待ちをしている私の足元に一粒のどんぐりが落ちています。

あたりを見渡しても目に入るのは、モダンなビル群ばかりです。
思わず拾い上げて、何処から来たの?
信号を渡るとすぐ川が待っています。
どんぐりコロコロ、どんぐりこ、お池(川)にハマあって、さあ、たいへん〜〜。
今年はどんぐりが不作のため、例年よりも多く野生の熊が市街地まで出没するニュースが、連日報道されています。
何れにしても、一粒ですが命拾いして良かったね、どんぐり君。

2016年

11月

03日

家庭の文化

今日は「文化の日」。

「文化」について忘れられない思い出があります。
入院中の方をお訪ねして、日常的なお話をさせていただいています。
「今朝から食欲がなくて」「今日は文化の日を祝って、普段より何かつくのではないでしょうか。召しあがれるものがあるといいですね。ところで、病院食にも箸置きがあると食事が進みませんか」
その方から思いがけない返事が返ってきました。
「日常的に食事の際は、箸置きが当たり前の家庭で育った人と、そうでない人との違いを私は家庭の文化の違いと言っています」
いつも穏やかな口調で話される方が、ベッドから乗り出すようにして、強い口調でした。
さらに「文化の違い、特に家庭の文化の違い、これだけはいけません」
その方が、今、家庭の文化について心を痛めていらっしゃることが、私には何かはわかりませんが、家庭にも長年培われてきた文化があるように思いました。
今は既に死語になりつつある「家風」といわれるものではないでしょうか。

2016年

11月

02日

花の髪飾り

現在、訪日中のミャンマー最高顧問のアウン・サン・スー・チーさんをメディアで知って以来久しくなりますが、いつも綺麗な花の髪飾りをつけています。

また、体型にも変化が見られず、髪飾りと同じく関心を持っています。
私を楽しませてくれる花の髪飾りは、生の花なのか、手作りの造花なのかと さまざまな想いを馳せています。
花の髪飾りは、お人柄にも一役勝っているように思います。
日本では髪飾りにふさわしい花はありましたでしょうか。

2016年

11月

01日

アンチエイジングがスタート

今日から私が住んでいるマンションの大改装工事が、来年の3月までの予定で始まります。

さほど建物の疲労度は見られないのですが、リニューアルは早い方が長持ちしますように、人も早めに心身ともにお手入れが必要ということです。
取り敢えず、10月末までに個人的な問題の整理にも目安がついて一区切りついた私には、納得のいく改装工事です。
3月末にはどのようなアンチエイジングされたマンションに生まれ変わるのか、楽しみにしています。
アンチエイジングが必要 なのは、住民の私では?
まさにご指摘の通りです。