2016年

7月

31日

シンボルカラー

東京都ではもう一つヒートアップの1日でした。午後8時を過ぎること数分で、小池百合子氏の新都知事が報道されました。環境相時代のシンボルカラーの緑に染まる結果が出ました。

編集者時代に、当時の美濃部亮吉都知事との座談会をお願いいたしましたところ、快くお引き受け頂きました。座談会には2人の編集者のうちの一人に私も同席させていただきました。
美濃部都知事は 席に着くなり、まず私たちに「お嬢さん(当時)、都バスの色をご存知ですか」
「はい 、空色と白の2色です」「気がつかれましたか。私が提案したのですよ。どう思われますか」
瞬時に「軽やかで 清潔感があります」と返事をしたことを覚えています。「そうですか、お嬢さんたちに気に入っていただいて良かった」と表情から嬉しさが伝わりました。
すでに、ブログにアップした記憶がありますが、亡くなった母親が、私のラッキーカラーは緑で、どこでもいいから、緑色のものを身につけているようにと言われたことは今も守っています。
これは父親から世間に出ると7人の敵がいるそうで、名刺入れを緑色にして 7人のの敵?から今も守っています。
東京都の代表木はイチョウですが、いずれ鮮やかな黄色に変わります。緑の葉がやがて黄色葉に染まり、やがてお酒のおつまみに美味しい銀杏の実をつけます。季節に敏感に変化する東京の代表木ですね〜。

2016年

7月

30日

最高のヒートアップ

今日は日本伝統がまさに健在している代表的な日といっても過言ではないのでしょうか。

梅雨明けを心配しながらも、必ず隅田川の花火大会には天候が味方をしてくれます。
今朝から浴衣姿のカップルを多く見かけました。観光客中にも見かけられます。
今年は土用の丑の日とも重なり、食欲の方もヒートアップしていますが、またナマズも期待されています。
ナマズについては、確か大学生の頃、家族でどじょう鍋と、店主に勧められてナマズを食した記憶があります。
蒲焼ではなかったことは確かですが、食感はさっぱりして、泥臭くもなくナマズの今後の利用成果を楽しみにしています。
最近の浴衣は洋式感覚も伴い、配色も私の時代の浴衣からは想像できない浴衣もありますが、日本伝統の良さを味わってもらうことは良いことと思っています。
中学生時代の裁縫の時間に自分が着る浴衣を作った記憶があります。金魚の絵柄の浴衣でした。
 もし、浴衣を着る機会があったら、白地に濃紺か古代紫の花柄が着たいなあと思っています。
夏そのものの1日でした。

2016年

7月

29日

誕生日の翌日

今朝、世界的なピアニストの中村紘子氏の訃報を知りました。

かれこれ35年近い前ですが、得意先から銀座の事務所まで暑さも厳しく、目の前に来たタクシーに乗ることにしました。
乗り込むなり、運転手さんに「お客さん、今、ピアニストの中村紘子さんを銀座から、この近くで降ろしたばかりで、今度は、また銀座とは、お客さんんも中村さんと同じく美人だね。今日はツイテイルよ」と一方的に話しかけてきました。
例え、お世辞とはいえ私も女性の一人として美人と言われれば悪い気持ちにはなりません。
冷静に考えれば、中村紘子氏への素晴らしく、その美しさ の残像が強く残っていたことで、私が恩恵に預かったと思っています。
因みに、主婦の友社発行の徳島康之氏監修の「 誕生花と幸福の花言葉」 によれば 、中村紘子氏の誕生日は赤い花の「 ハイビスカスティー」と ありました。花言葉は「 常に新しい美」 とのことです。
天国で花言葉のように美しい音色をかなえていることでしょう 。

2016年

7月

28日

夏が来た

自宅を出る時はまだ薄ねずみ色の雲は威張っています。

天気予報によれば、関東地方、東京が梅雨明けの可能性が強いとのことですが、何となく疑いたく空でした。
出先を出るときはまだどんよりと、湿気の多い曇り空でしたが、目的地の地下鉄の出口の先には、目を射るような厳しい陽射しが飛び込んできました。
ちょうど午後の1時過ぎでした。やはり梅雨が明けたことが伺えました。
日傘をさしても、厳しいほどの暑さが堪えます。
街路樹の下の葉も梅雨明けの太陽の光を浴びてキラキラ光っています。
さてさて、私の声わずらいも元気なカナリアの声を取り戻せる日も近いのではないでしょうか。

2016年

7月

27日

総合診療医ドクターG

毎週水曜日の夜は睡魔に襲われないように必死に頑張ることにしています。

理由はNHKテレビ1チャンネルで放映される「総合診療医ドクターG」を毎回楽しみにしているからです。
最近は総合診療科制度が多く採用されているようですが、なんといっても若いドクターがこれまでの学んだことや経験や体験を、提供されるデーターから病名を見つけるといった内容です。
病気の発症から順を追って、各地の病院から3名の未来あるドクターに病名を回答させる形式で進めています。
それに対して。、各病名にキャリアを持ち、実績のあるドクターーがその若葉マークの3名が、最終的には明確な診断に至るというものです。
いつも感心ししますのは、その指導医の姿勢です。ある時は諭すように、ある時は丁寧に共に、診断結果まで穏やかに指導している姿に、感銘を毎回受けています。
現在はセカンドオピニオンもあり、まずは自らの健康には自らの責任を持つこと持つ大切さを感じています。
因みに、今盛りのラバテラ(別名、花アオイ)の花言葉は「奉仕の精神」とありました。

2016年

7月

25日

結べない、絞れない

先週から夏休みが始まり、社会活動のひとつに病院ボランティアを希望する学生さんが応募してきます。

北里研究所病院は、高校生から門戸を開いています。希望する学生の中には、すでに将来を見据えて、医療者になりたいとの目標を持て活動に意欲を示す学生も多く、将来が楽しみであり、大いにエールを送りたい心境になります。
今年の4月の日経新聞に、私もハタと思い当たる記事が掲載されていました。その記事の対象は近頃の幼児とありますが、実は高校生にも該当するケースが多いということです。
ユニホームのエプロンの「ひもがキチンと結べない」ことです。縦結びが多い傾向にあります。
医療の世界では縦結びは、死装束の時の結び方だから気をつけなければいけないこと。「タオルやふきんがキチンと絞れない」団子状に丸く絞るため水分が十分に絞りきれないといったことが生じます。
毎回気を付けるように指導すると、マスターしてくれます。それだけでも私は学生さんには大きな成果と思っています。
むかし、雑草の2本の穂先を結んで綱引きをした懐かしい思い出を思い出します。都会の真ん中でも見つけました。勝つことに集中していましたので、正直なところ結び方までは記憶に残っていないのですが。

2016年

7月

24日

紙面で出会う

日曜日の日経新聞の文化面を毎週楽しみにしています。ちょうど紙面の右上に,美術作品が掲載されています。
かつての長年美術の仕事に携わっていました私は,ご縁のありました画家の作品が掲載されていますと、往時のことが懐かしく思い出されます。と、同時にお元気でご活躍を知り,嬉しくもあります。
確か、2週間前に笠井誠一氏の作品が掲載されていました。
お訪ねした時のことが,懐かしく思い出されます。氏の作品には「アケビ」をよく描いています。「アケビ」と「レモン」の作品が私は好きな作品ですが、間もなく,「アケビ」の季節が近ずいています。
毎日の新聞から色々とこれまでの人生を思い出させてくれる楽しさを見出しています。

2016年

7月

23日

賞味期限

急に冷や麦がたべたくなり、スーパーに出かけました。
外気はまだ私には寒気を感じますが、体の奥では微熱が蠢いているようで、熱っぽいせいか、喉越しがよく冷たいものを求めています。
関西育ちの私は、夏は冷や麦、特に数本ピンクやブルーの入った細麺に郷愁を覚えます。
大葉とミョウガと海苔の佃煮を揃えて、昼食と決め冷や麦を湯がいている間に、瓶詰めの海苔の佃煮の賞味期限を何気なく見て驚きました。
何と2年先の私の誕生日が印されています。
なんともいえない複雑な気持ちになりました。 これまでに、賞味期限を気をつけて買い求めますが、こんなことは初めての経験です。
賞味期限の2年先の私はどうしているだろうかと思いながら、特別な気持ちで海苔の佃煮をいただきました。

2016年

7月

22日

東京は大暑でなく耐寒です

24節気の一つ、大暑ですが、東京は私の体調もありますが、とても寒い。

温かい食事、飲みものにも冷え切った私の体は暖まりません。
いつもの通り道に見る立葵の花がどんどん梅雨明けが近いことを知らせるかのように、つぼみがだんだん少なっています。ところが、どうでしょう。この2日ほどの梅雨寒に、立葵のモチベーションも下がるのではないかしら。ストップをかけられた立葵に「負けないで」と。
サーモスタットが稼働しないまま、私は週末を迎えています。協調性がないということですね。なかなか、持って生まれた体質の弱点は治らないものですね。

2016年

7月

21日

梅雨寒にお付き合い

東京では恐らく今日が今年初めての「梅雨寒」の日といえるのではないでしょうか。
梅雨寒という言葉すら忘れるような奥手の梅雨期が続いています。
昨日の寒気から始まり、どうやら夏風邪をひいてしまいました。梅雨寒にお付き合いをしてしまいました。
明日は大学の講義があるので、カナリヤ、あるいはウグイスのような声で語り掛けたいと思っていますので、薬が早く効くように願いながら大人しくしています。

2016年

7月

20日

クールダウン

今朝は雲が重く垂れ込め、湿気が身体中にまといついてきます。予定通りに仕事がはかどらず、とうとう蝉が合唱を始め、西陽をアゲインストに浴びながら帰宅しました。

今日は一体私は何をしたのだろうか、健忘症にかかったようにボンヤリしていました。
また三日遅れの疲れかなと思いながら、今日はスーパーのポイントも5倍、喉越しの良いものでも買って帰りましょうと、スーパーのショーケースの前を行ったり来たりしていました。
友人から声をかけられて、ついおしゃべりをしているうちに、寒気を感じました。
マズイ、嫌な予感が頭をよぎりました。しかし友人の話は延々と続き止まる気配はありません。
結果的にバッドなクールダウンになってしまいました。
因みに今日20日は仏滅でした。

2016年

7月

19日

鎮静効果

朝から足が重い、気が重い問題を抱えて出かける経験を持っている方は多いのではないでしょうか。紛れもなく私もそのような気持ちの日があります。
美術関係の仕事に携わっていますときに、ある企業の経営者の方とお目にかかる機会がありました。
詳しい話の内容は忘れましたが、「経営者はよく孤独な存在といわれるが、確かに瀬戸際に立ってなかなか考えがまとまらない時がある。私はそういう苦境に追い込まれると、デパートの宝石売り場に出かけて人の心を魅了する宝石の輝きや美しさを見ることによって、頭がスッキリする」とのことです。
「淺野君もそういう時に何かリセットできるものを探しておくといいね」
この一言が今の私の救いになっています。私は、白い花を見ていると、不思議に気持ちが落ち着きます。
その経営者の方はすでに鬼籍に入ってしまって、あの時のお礼を申し上げたいのですが、お伝えできないのが残念です。
私には「白い花」の持つ力に支えられています。

2016年

7月

18日

「しくじり先生」に学ぶ

なかなかゆっくりテレビ番組を見る時間が取れないのですが、できるだけ見逃さないように楽しみにしている番組が、テレビ朝日の「しくじり先生」です。
月曜日は週の初めで比較的夜の会合もなく、番組開始以来見落としていないのではないかと。
本当に思わず、ハタと思い当たることがしばしばあります。
今夜は、「がばいばあちゃん」のシリーズ本でヒットしたかつての漫才コンビB&Bの島田洋七先生です。
現在、私は病院ボランティアとして、病気の方に図書の巡回貸し出しサービスをしています。今も人気のある図書の一つが「がばいばあちゃん」シリーズです。
お勧めすることもありますが、自ら選ばれる方も共通して、手に取るときに笑顔の表情に変わります。
島田先生、病気の方を笑顔にしてくださってありがとうございます。
どうぞ、病気の方のためにも 「しくじり」をなさいませんように。

2016年

7月

17日

赤いランタン

16日でお盆は終わったのですが、見過ごせない年齢です。墓地が同じ友人と毎年お墓まいりに出かけています。
この季節いつも心に残っている花があります。なんとも言えない可愛らしさを持った魅力的な花です。
名前も知らないなんて恥ずかしいと思い、図書館の園芸本からおかげさまで見つけることができました。見つけた花を持っていくのではないのです。心にそっと秘めて持っていく花なのです。
今日初めて明かしますが、私は毎年心の中に、思いつく花を持っていくことを続けています。友人も知らないことです。今年は、どうしてもこの花と決めていました。
小さく赤いランタンを想わせる本当に、心に灯りが灯る花です。あまり思わせぶりは良くないですね。
「アブチロン・メガボタミクム」といわれる花です。別名を「ウキツリボク」といいます。
お盆の季節にふさわしくありませんか。

2016年

7月

16日

姿勢を正す

今週1週間は何となく精神的にはザワザワ、身体的にはヘトヘトといった心身ともに疲れがドッと出てしまいました。
気分転換になればと日中は暑いけれども、早朝の6時頃は比較的気温が低いので、そろそろ近所のアサガオの開花を楽しみにぶらぶらと歩けども、小学校時代のような素朴なアサガオにお目にかからなくなったなぁと残念に思いながら。
それとは対照的に、ブルーサルビアのピンとした姿勢の良さに思わず、私も肩の力を抜いて深呼吸をして背筋を伸ばしたら、急に食欲が湧いてきました。
コンビニでサンドイッチとサラダとホットコーヒーを求め、自宅に帰りゆっくりと休日の朝食を楽しみました。今日は徹底的に休日デーと決め込み、何も考えずポーと過ごしました。
しかし、おとなしくしていたのも夕食まで、ゴソゴソ動き始め、気がつくと日付けが変わっていました。やはりマグロの限界です。

2016年

7月

15日

暑さが倍増

先日、日経新聞に女医さんの食習慣の記事が掲載されていました。仕事が忙しくても、食べものや飲みものに気をつけているといった内容で、意識して食べているものは1位がヨーグルト 次に野菜、3位に納豆とあります。

明日からの連休に備えて私も、まさに女医さんと同じものを買い求めていました。
ところが、買い入れ時刻が空腹時間帯のためにツイツイ目移りとエネルギーを付けなければと理屈をつけて買い込んでしまいました。気がつくと重い、そして外は雲気が強く「梅雨期」そのものです。
せっかちな私は、目の前の信号が赤だと立ち止まらずに次の信号まで歩くことがほとんどです。
運悪く信号がタッチの差で変わりました。思わずしまったと思った先に、暑苦しい花が咲いています。
花には申し訳ないのですが、何となく暑苦しいと思ったのですが、これこそ八つ当たりというものですね。

2016年

7月

14日

童心に戻る

昨日の乙女チックな想いを忘れさせてくれるエノコログサが生き生きと道路側に穂を伸ばしています。
そうか、まだ梅雨明けはしていないけれど、雑草は自然の中でたくましく生き抜いています。
すでにエノコログサは秋の足音が聞こえているのでしょうか。
今、猫派が犬派を超えているようですが、私は、犬との共同生活が長く、特にエノコログサの穂が、日本犬でも柴犬の尻尾に似ていて、父親におねだりをしたものです。一方でエノコログサは猫じゃらしともいわれ、小学校の頃は、友だちの家の猫の尻尾をじゃらして遊んだものです。
思わずその時の穂の感触が懐かしく、ガードレールから手を伸ばして楽しんでいると、突然車のクラクションに驚き、ここは東京のど真ん中ということを忘れていました。

2016年

7月

13日

ブログの遅延証明

ブログの遅刻をお詫びします。言い訳をするつもりではないのですが、どうしても13日には露草の写真が必要でした。ところが、露草のパチリに納得がいかず、4日間何度もトライしたのですが、恥ずかしくてアップできませんでした。普段は虫もつかない私に、空腹の蚊が目を付けてくる中をなんとか、パチリ。
日頃から、物事にこだわることを戒めてきましたが、今回だけはご容赦下さい。
花を通してさまざまな話題と共に始めましたが、13日という日は露草無くしては語れないのです。
2011年5月に亡くなられた園芸家で、NHKの「趣味の園芸」の江尻光一氏の著書のひとつに「日本人なら知っておきたい花48種〜花の履歴書」にご子息の宗一氏が、49回には露草を予定していらしたとのことです。絶筆となった48回はクチナシでした。
48回のクチナシは、約47年近く前にさかのぼりますが、7月13日は私にとって、人生の大きなターニングポイントになった日です。
その後、3年近くはクチナシの花で私の未来はストップしてしまいました。
48回のクチナシによって、50回連載の予定を余儀なくされた亡き江尻光一氏の想いと、クチナシを最後に私の人生が不思議に符合しているように思えるのです。せめて私のブログに49回の露草を紹介したかったのです。
その13日一輪だけまだ真っ白な花を付けたクチナシが迎えてくれました。

2016年

7月

12日

二つの「情熱の花」

昨夜、双子の姉妹で素晴らしいハーモニーの人気デュオの「ザ・ピーナッツ」の妹の伊藤ユミさんの訃報がテレビから流れ、青春時代の思い出にまた一つポッカリと穴が空いた寂しさがあります。

かつて日曜日の夕刻放映された「シャボン玉ホリデー」に釘ずけになっていました。
歌はもちろんですが 、デザインも色彩もシンプルなドレスに魅せられていました。
「情熱の花」は「歌う通訳」といわれたカテリーナ・バレンテのカバー曲といわれていますが、不思議にカテリーナ・バレンテとピーナッツは同じ曲が多くあります。
亡くなりました父親の影響を受けた私は、カテリーナ・バレンテのファンでした。
それだけ今は「とても〜さみしい」気持ちでいっぱいです。

2016年

7月

11日

三日遅れの疲れ

厚労省の前期高齢者と後期高齢者の年齢の分類は、良くできているなあと感心しています。

都はるみのデビュー曲の「あんこ椿」の歌詞は「三日遅れの便りを乗せ〜て」で始まりますが、ここ数年の私は「三日遅れの疲れがでま〜す」ことが多くなりました。
不思議に、当座の仕事やお付き合いをしています時は、疲れを覚えないのですが平均的に三日後ぐらいに、何か頭も体もキレが悪いなぁと感じた時に、ちょうど三日前のことが思い当たるようになりました。
親しい友人も同じようなことを訴えますので、個人差はありますがこれが正に前期高齢者なのですね。
近くで、オリーブの木がたくさんの実を付けています。オリーブの樹は「太陽の樹」ともいわれています。また枝はギリシャ神話によると「安らぎ」だそうです。
どうやら時々はオリーブオイルでオイル切れをカバーしなければ、三日遅れの疲れが回復しない歳と仲良くお付き合いして参りましょうか。

2016年

7月

10日

メープルシロップ100%

かれこれ15年近くなりますが、ボランティアとして活動を共にし、ボランティアを支えてくれた一人の青年と出会いました。

かつて海外での仕事の経験を持つ彼は将来家庭を持ち、父親になった時、子どもたちのことを考えてカナダに移住することを決め、着々と準備をしていたそうです。
彼流の表現を借りると「日本での余命が、あと1週間」を残す今日10日に、久し振りに会うことになりました。
彼は律儀に物事のけじめには必ず連絡をしてきますが、今回に至るまでには2年間の準備期間を経ての決行について、確か私が知ることになったのは約4か月ほど前のことです。
ちょうど年齢も40代の男盛りです。まさに機が熟し「今でしょ」というわけです。
気負うことなく淡々とした彼の想いに、私は心からエールをおくりたいと思いました。
初めての土地で、家族4人の人生のスタートです。私から白い地図を作りながら歩んでいって欲しいとの想いを込めて、白い花をプレゼントします。まだ私が健在でいましたら、白い花びらにどのような色を付けたかを見せてくださいね。
「行ってらっしゃい」

2016年

7月

09日

雨に憂う

夜半からの雨で東京は昨日の暑さから解放され、ひと息ついた朝を迎えました。
しかし、単純に喜べない複雑な想いが私の中で蠢いています。自然に横車を押しても、致し方ないこととは承知しながらも物申したくなります。
雨よ、なぜ、地震で多くの人を苦しめた地域にばかり、降るのと。できれば関東の水がめに降らせて欲しいのです。
全く誇大妄想もいいところですが、今日の東京に降る雨を憂います。
明日は東京はまた真夏日の予想ですが、自然もバランス感覚を期待したいと、一人でヤキモキしながら、新聞記事の切り抜きを整理しています。

2016年

7月

08日

校章

朝の8時を過ぎた通勤時間帯に、シルバーシートの私の前に低学年と思われるのは女児の小学生と母親が築地から乗ってきました。女児の校章に見覚えがありますが、思い出そうとしてふと目を転じた先の女児のバッグに学校名がプリントされています。「泰明小学校」と気付いた時、銀座でその親子は手をつないで降りました。

 有楽町周辺や銀座の再開発が進む中で 、泰明小学校は確か銀座5丁目にあります。銀座で仕事をしていた時代、泰明小学校出身の方にお目にかかり、取材でも何度か足を運んだ懐かしい小学校です。
残念ながら私は小学校の校章は思い出せず、中学校と高校1年まで学んだ校章しか思い出せませんでした。
その校章は「なでしこ」で、今でいえばマナー研修と思われるお作法の時間があり、テキストには「なでしこのしおり」とありました。
ところで私は「なでしこ」のようなレディになれたのかしら。

2016年

7月

07日

ささの葉さらさら

今日は織女と牽牛が年に一度の逢瀬が許される七夕の夜です。

恐らく毎年、お天気を心配する行事も少ないのではないでしょうか。
年に一度しか会えないなんて、今の時代では想像も我慢もできないことではないでしょうか。
それだけに私たちは叶わない願いを、短冊に込めるのでしょうか。今年も年甲斐もなく願い事を短冊に書きました。叶うといいなと思いながら。
天の川は笹の葉に託された願い事にあふれていることでしょうね。
今夜は民間企業のパイロット出身の宇宙飛行士の大西拓哉氏が、キューピット役を果たしてくれるのではないでしょうか。

2016年

7月

06日

東京砂漠が怖い

毎日のように東京の水がめの報道に、私も不安を覚えている一人です。

特に水は命にも関わります。生活困窮者の住まいでも電気、ガス、水道のうち水道は最後まで残すといわれています。
東日本大震災の夏は電力不足を案じて、節電を心がけましたが、今後水がめのある地域に雨が降らない限りは、節水を心がけなければ。
確かに鳥越神社のお祭りに雨が降らないと「から梅雨」といわれていますが、やはり的中しました。
台東区には佐竹商店街という日本で2番目に古い商店街があります。アーケードにさまざまの歴史的なことなど興味をそそる立れ幕が目に入ります。
そのひとつに「節電は誰でも出来るボランティア」とあります。
今夏は「節水は誰でも出来るボランティア」に変わるのでしょうか。

2016年

7月

05日

ゲリラ雷雨の功罪

昨夜のゲリラ雷雨には各地によってその功罪が分かれるところです。被害を被った方には心苦しいですが、今朝窓を開けた時の冷ややかな風にホッと一息つきました。忘れていた心地よさを取り戻しました。

昨日までのダウン気味から、不思議にパワーが出てきました。
早速近くの公園に出かけました。時折強い風がありますが、それも気にならず、むしろ空気が美味しく感じられます。
公園の生け垣に、ひるがおがひとつ咲いています。その風情がなんとも今朝の私の気持ちを代弁しているように思いました。

2016年

7月

04日

木かげが恋しい

東京は今夏初めての熱帯夜の朝、しかも週の初めの月曜日です。

暑いだけでなく、湿気もあるために体まで湿気を含んだように重くキレが悪いようです。
出先からの帰宅時がちょうど頭上に、元気な太陽の陽射しをまともに浴びる時間帯にあたります。
日傘からも強い陽射しを感じます。なんとか少しでも木かげを見つけてひと休みしたい心境です。
路上の陰を探しながら歩いていました。ありました。勢いよく葉の繁った柿の木を見つけました。
見上げた柿の木には、すでにいくつもの小さな実をつけていました。

2016年

7月

03日

オトマリナセイ

最近、方言の良さが見直されているそうです。教育の場でも改めて取り上げている地方もあるようです。

私が生まれた疎開先の瀬戸内海に面した小さな村にも、チョット驚く方言があります。
特に今日のように猛暑日には、来客に冷たい麦茶を勧める時「まあ、ゆっくり、オトマリナセイ」がもてなす共通の挨拶です。
ところが、まず初対面の人は「オトマリナセイ」に驚き慌ててしまいますよね。実は「お泊まりなせい」と受け取ります。標準語にすれば「ひと休みして下さい」ということですが、びっくりしますよね。

 

2016年

7月

02日

至福の音色

梅雨の晴れ間の厳しい暑さを縫って、かつてご縁がありました編集者の方がメンバーのコンサートにお招きをいただきました。

いつまでも私のことを心にかけてくださる方です。今回は、特に昨年2015年に結成なさった二台のバイオリンによる音色に魅せられました。編集者としてお忙しい時間の中、またお相手の方とは職種も異なりますが、本当にお二人の息の合ったバイオリンの音色に包まれました。
素敵なワインカラーのドレスの彼女の素敵だったこと。
本当に心なごむ土曜日の午後を過ごすことができました。
やはり、音楽って素晴らしいですね。

2016年

7月

01日

7月の朝

今日から7月と気持ちをリセットして出かけようとするも、まだ部屋の窓からは相変わらず重苦しい曇り空です。

折り畳みの傘にしようか、日傘にしょうか迷いましたが、玄関に出ると明るい陽射しを感じます。
天気予報のお日さまマークを信じて日傘で良かったと。
しかし湿度が高いため、週末でもあり、体の動きが歯切れが悪いなと思いながら、電車の動きに身を任せていました。
目的地の広尾の駅を出ると すでに陽射しが夏日に変わっています。
何気なく見上げた先に、白い夾竹桃の花が咲いています。夾竹桃の花といえば強烈な夏の花のイメージがありますが、白い夾竹桃にはノーブルな感じがあります。
その隣の赤い夾竹桃の方は、まだ蕾の方が多くこれから勢いよく咲かせてくれることでしょう。
赤い夾竹桃についても 忘れられない思い出がありますので、どこかで見かけたらお話をしましょう。
ちょっと思わせぶりかしら。