来るべきものが来た

その日がいつかは来るだろうと想ってはいたが、遂に今朝の朝刊に「購読料改定のお願い」の通知に、これだけあらゆる物価の高騰が続く中、よくぞここまで踏ん張ってくれたと、素直に受け取った。

 

常々、頻繁に登場するブログの種も、日本経済新聞である。

 

改定とは、値上げを意味しているが、多くの知識を始め雑学に至るまで、

ゴマすりでなく、今も私を豊かに育ててくれている。

 

特に、5日の夕刊紙に連載される「こころの玉手箱」と「人間発見」は、

作家の堀江敏幸氏と、人事院総裁の川本裕子氏の対照的ともとれる内容に

夕刊紙が届くのが待ち遠しく思えた。

 

堀江俊幸氏がこころの玉手箱を開くことによって氏の人柄に親密感を、時代の流れで置き去りになってゆく手動タイプライターに始まり、三省堂の「GEM仏和辞典」、繰り出し式シャープペンシルなど、愛情のこもった丁寧な向き合い方に、共感を覚えた。

 

川本裕子氏の人間発見の見出し「改革の思いを貫く」に続き、パンチの効いた小見出しに物凄いパワーを感じ、ナニクソと思わせてくれた。

 

かねがね、ブログに愚痴っているように、どうも納得がいかない問題を抱え解決の意図が見えない状況を打破したいとの想いを強く持ってきた。

 

「常に前向きに・未来への責任を意識」「問題先送りに直言」「成果の達

成に責任・徹底的に現場を知る」といった小見出しは、字面から至極当たり前のように受け取れるが、実行には強い精神力とエネルギーを要する。

 

5日からの五日間の連載から、多くの収穫があった。

 

苦しんで来た問題に終止符が打てる日が近いと想える自分を見出した。

 

「新聞のちから」と、来月からの値上げを改めて認めている。