青魚の缶詰

最近、メディアで首都圏直下地震、南海トラフ地震、富士山大爆発等々の災害が報じられている。

 

地震国日本とはいえ、この処、あちらこちらで有感地震が発生している。

 

ひたひたと、当然いつ起こっても不思議ではないとの声が、大きくなっている。

 

更にこれまでに経験したことのない線状降水帯による水害も加わり、安心安全について、戸惑いを覚える。

 

体力的に、自分のことは自分でできるうちに、準備しておこうと、些か、

遅まきながら、保存食を少しづつ買い求めようと想った。

 

思いついたが吉日で、スーパーで青魚と言われる鰯、鯖、秋刀魚の缶詰を買ってきた。

 

賞味期限を確認すると、私の寿命の方が持ち堪えるかと想った。

 

缶詰の購入は、先日5月8日の日本経済新聞の夕刊に来るべき災害に備えるには、進化を続けている缶詰が、栄養面でも摂取できると知った。

 

缶詰の源流はナポレオン・ポナバルトが、軍事遠征を進めるには兵士の士気や健康を保つために、常温で、長期保存可能な食品の開発を公募した。

 

記事によれば、1804年フランスの菓子職人ニコラ・アペールが発明した瓶詰がナポレオンの期待に応えて優勝した。

 

その後、瓶詰はガラスが過熱や重量や輸送の問題で、主流がブリキ缶へと

変わった。

 

記事を読み進めていると、日本では1871年、長崎の実業家松田雅典が、フランス人教師に伝授され、日本で缶詰が生まれたのが始まりだそうだ。

 

現在、コンビニでも、スーパーでも魚介類から、焼き鳥などの肉類にまで

多種多様に広がっている。

 

買い求めた缶詰が賞味期限切れになっても良いから、災害に見舞われないように願っている。