規則に弱い

今日は、いつもの通り、病院の診察日で、診察室に入った途端に、スマホに電話がかかってきた。

 

うっかり、マナーモードに切り替えるのを忘れていたからだ。

 

主治医の先生が、「相変わらず、忙しくしているのね。大丈夫よ、電話に出たら」との好意的に気遣ってくれたのは、有り難かった。

 

処が、慌てているせいか、肝心のスマホが見つからず、見かねたナースが

バックを抱えて、探しやすい状態にしてくれた。

 

申し訳なく、マナー違反だと分っているが、もうこうなれば好意を素直に頂くとして、極力消え入りそうな声で、応対をした。

 

昨日の「ぼっちの会」で利用した会場の担当者からで、参加人数が登録人数と異なるという注意の電話であった。

 

今後、同じことがあれば、会場の利用を認めないという厳しいお達しで、

相手は、私が周囲に気遣って小声で話しているせいか、相手は段々語気が

強くなってきた。

 

もう、仕方なく相手に「只今病院で、診療中なので、後ほど、改めてお詫びに参ります」と話を終えるのが必死だ。

 

早速、その足で、担当者にお詫びをしてきた。

先程の電話口の規則づくめで、こちらに一刻の時間を与えないまるで、鬼の首を取ったように感じていた私は、こちらは首を洗っていかねばと思っていた。

 

不思議に対面すると、先程のような荒々しさはなく、「今後、気を付けて下さいよ」で、終わった。

 

やはり、フェースツウフェースに限る。