120グラムのステーキ 2

昨日、今後の目標に向き合った私は、今朝から、空腹を覚えた。

 

「孤独のグルメ」ではないが、老舗のステーキの味が記憶にある。

 

思い切って、ランチは、先日のステーキを求めている食欲に私は屈した。

 

閑散とした商業ビルの中で、ひと際、活気がある。

 

さすが、老舗である店長さんは、私を覚えていてくれた。

 

やがて、運ばれた熱い鉄板上の皿は、ジュージューと120グラムのこんもりと熱いステーキに、私は、足を運んで良かったと想った。

 

レストランから見える景色は、新幹線が絶え間なく見えて、私を帰郷への

誘惑を掻き立てるものであった。

 

店長を始め、さり気無く気遣ってくれる心づかいが、とても私は嬉しく、

心が和むと共に、エネルギーチャージもできる。

 

店長から、「どうぞ、ゆっくりしていってください」と、温かい日本茶で

もてなしてくれた。

 

私は、これまで30年近く「ホスピタリー」という「おもてなし」の世界で

生き抜いてきただけに、ゼロか1という味気ない世界に疲れ果てていただけに、今日のランチタイムは再確認の場にもなった。

 

今日の老舗の心ある接客に、昨日認識した「丁寧さ」を感じた。