カード社会

日を重ねるや、私の足首はパンパンに腫れて、症状の改善は見られなく、寧ろ、リンパ浮腫の可能性があるのではと、血管外科の診察を受けたほうが良いのでとの、永年の鍼灸院のアドバイスで、受診をすることにした。

 

どうも、嘗てのアキレス腱炎より拗らせたせいか、東洋医学も危ぶまれるほどに重症化していた。

 

どんどん足首が無くなり、寸胴の足を見て、どうしたらいいのと、宙を見あげ、どうすることもできない現状に歯がゆい思いでいた。

 

そんな時に長年使っていた赤いマウスが限界となり、之までがマウスペットを使用していなかったが、途中下車してマウスパットを買い求めた。

 

迷っているうちに、故郷の製品に出合い、即座に購入を決めた。

 

若い店員さんから、新しいカードに切り替えを勧められ、カードの発行を決め、先の若い店員さんと、自動発行できる機械の前で、画面に向かう。

 

画面の指示に従い、「次へ」という指示が機械的に即座に反応するのが、

何とも気持ちよく、若い店員さんから、お客さん、随分、明るいですねと

褒められ、何とも心地よくカード更新ができた。

 

不思議に、重苦しく感じていた足首の炎症を想いだすことなく、無事に、

カード更新を楽しんだ。

 

しかし、私の財布も医療機関のカードを始め、気が付くとカードでパンパンに膨れている。

 

嘗て、高齢者はキャッシュレスのカードは2枚に収めるべきといったアドバイスの記事を読んだ記憶がある。

 

確かにパスワードだけでも、いつ何時認知症になるかもわからない年齢であるだけに、カードの断捨離も一考の価値があるかと目論んでいる。