午後3時の月

今朝、起きたものの何となく体の重さを感じた。

午前中の約束を思い出し、慌てて飛び出すことになった。

 

相手を待たすことなく、無事に用を済ませ自宅に戻り、昼食を済ませるや

倦怠感を覚え、一寸のつもりで横になった。

 

凡そ時間にして、10分ほどであるが、頭がすっきり、午後は寂しく成った

冷蔵庫に食材を補給しようと決めていた。

 

二時過ぎに、高く澄み切った冬空を見あげながら、スーパーに向かった。

 

足首の炎症から、一万歩の散歩のノルマを回復するまでお休みと決め込んでいるが、予想以上にスーパーで食材を求めて歩く歩数を見ると、かなりの歩数になっている。

 

食材は決まっているが、その売り場を求めて歩く歩数が馬鹿にならない。

 

自炊を決めた私のエコバックは、かなりの重さに、足首にかかる負担を案じながら、公園で、「よいしょ」と、荷物を持ち換えた先に、白く淡い月が、見えた。

 

その先の時計も視野に入り、ジャスト午後の3時を示していた。

 

背筋を伸ばして、暫く空を見あげていた。