トンボとマグロ

日曜日の日本経済新聞新聞には、「NIKKEI The STYLE」という日曜版があり、日本の伝統文化、芸術を始め、広範囲に各分野を網羅している。

 

その中、企業で活躍している経済人を取り上げているページがある。

今週は、「シーチキン」で知られるはごろもフーズの6代目の社長の後藤佐恵子氏をファッションのページで紹介している。

 

仕事中の装いは、「一点物の紺のパンツスーツ」だそうだ。

その理由は「日本はまだまだ男性社会なので、いわゆる女らしい服装で目立ちたくないという気持ちがあります」と。

 

実は、私も美術の仕事をして、先にブログでも取り上げたが、企業のトップの方に御目に掛かるというトップセールスをしていた私も、なるべくは

目立たないスーツ姿に徹していた。

 

私の場合は商品である美術が引き立つように、当時は紳士服地で仕立てた

スーツを着用していた。

 

後藤佐恵子氏は、紺のパンツスーツにスカーフやブローチでアクセントをつけるという。

 

そのブローチの一つに、お母さまから贈られたブローチが「トンボ」で、

トンボは前にしか進まず、後退しない「勝ち虫」で、習性がマグロに似ていると記している。

 

読み終わった私は、父親から、昔「トンボ」のブローチを買ってもらったことを思い出した。

父親に、トンボが「勝ち虫」と知ってのことだったのだろうか。

 

もう一つ、私は、社会人になってから、よく「君はマグロだね」とか「マグロちゃん」と言われていた頃を懐かしく思い出しだ。

 

クローゼットには、当時のスーツが数着残っているが、コロナ太りの私はスカートを、現在スルーしている状況である。。