心地良い緊張感

新型コロナの日本で初めての感染者から、3年になるという。

丁度、2年目を過ぎたころから、私は、協調性に欠けると、小学校の通信簿に記載されていたが、今もって、「ウイズコロナ」や「新しい生活スタイル」についても、抵抗感がある。

 

つまり、変化にうまく乗れないという性格が、私を生き難くしていることは、若手居るのだが、どうも、すんなりと受け入れられない弱点がある。

 

丁度、75歳という社会的にも私は一区切りつけ、次なる目標を目指してと

考えるの時間を楽しみにしていた。

 

処が、新型コロナによって、人との繋がりをシャットダウンする状況に成った、私は、急に自分が一人取り残されているという孤独感に襲われ居ても立ってもいられない焦りを覚えた。

 

外出もままならず、会話をすることもない生活が始まって以来、凡そ、2年間は耐えてきたが、このままの状態が決して受け入れないと思い始めた。

 

心が揺れ動く中、恐らく、私と同じようない息苦しい日々を過ごしている人がいるのではと想った。

 

そして、何とか、この息苦しさを切り抜けなければとの想いに至った。

 

一年余りの時を経て、地域の民生委員、地域包括支援センター、そして、社会福祉事業団の協力を得て、これから始めるプロジェクトについての説明会をした。

 

スタートするプロジェクトが、集まっていただいた関係先に、私の想いが

伝わるかどうか、3年間、人様の前で話をする機会を無くしていただけに、

緊張感を覚えた。

 

マスク越しの表情を確かめながら、話を続けているうちに不思議と緊張感も解け、何時しか、心地良さへと変わった。

 

嘗ての忘れかけていた本来の自分を取り戻し、一つ前進できたという達成

感と共に、次のステップに進むべきパワーが満ちて来るのを感じた。