手帳の引継ぎ

今日、今年の手帳から明日から始まる新しい年の手帳に、引き継いだ。

 

手帳を引き継ぐとは結果的に、今年一年を振り返る作業になる。

改めて、今年という77歳は、実に、精神的に不安定な日々を過ごしている状況に、自分でも驚いている。

 

大体2か月単位で、試行錯誤している。

その原因の一つには、長びく新型コロナによって、すっかり、人との繋がりが遮断された状況の中、独り住まいの私は、何とか、自分流の生活スタイルを保持したいとの願望が強くくみ取れる。

 

3回目の新型コロナウイルスワクチンを2月に接種を済ませたあたりから、

先の見えない新型コロナとの闘いに、精神的な疲労を覚えた私は、不安から何とか、前向きでありたいと、あれやこれやとチャレンジしている。

 

しかし、満足を得るには至らないとわかり、その反動は体調にシグナルを

発してしまうのである。

 

一方で春には思いがけない楽しいハプニングもあり、秋には凡そ3年ぶりに故郷の母校の小学校で、体験学習に参加したり、懐かしい方々との楽しい関わりを持った数日は、冷え切った私の心が和んでくるのが分かる。

 

口惜しいが、今年は散歩に関係する足の故障が多く、何年ぶりかで整形外科の御世話に成るという体験をしている。

残念だけど、これだけは来年に積み残しの課題となりそうである。

 

思いがけないという表現は私の自惚れで、77歳という現実を認めるという

一つの私への警鐘だともいえる。

 

今年年初から「下手の横好き」である文字化するという目標を、とうとう

実行できなかったことが、私の中で重く残ったままである。

 

毎年、新年に前年度の資料や書類を今年は年内に済ませたせいか、お陰様で来る明日からの新年の目標が一つづつ、実現できる状況になっている。

 

私が体調を崩してまでも、頑張っているのを見ている友人は、生み出すまでの辛さが大きければ大きいほど、良き結果に繋がるのだからと、私の苦労は当然と突き放す。

 

友人に云われるまでもなく、同じ想いでいる私は前向きに、目標を目指して歩みを止めることなく、新しい年を迎えたいと想っている。