ゴールドムーンを見あげて

今年最後の満月ゴールドムーンが、脳外科で手術後の個室から見えたスカイツリーが、私にとっての毎日の変化するライトアップに、どれだけ心の

安らぎとなったであろうか。

 

今日、満月とスカイツリーのコラボに、冬空にくっきりと見える情景に対して、兼ねてから、私の中で考え続けていた想いを実現しようと決心を固めた夜である。

 

先月、故郷に帰郷するという事は、ある意味で私はこれまで支えて下さった母校を始め、ご縁のある皆様にお別れをする積りの帰郷でした。

 

しかし、故郷への想いは断ち切ることができない程の温かさに、私の心は揺れ動いてしまいました。

 

母校の子どもたちの元気な声、まだ私を忘れていない子どもたち、最後の

極め付きは、初めてお目に掛かった校長先生の子どもたちに対する姿勢に

触れた時、ここで、私は「もうこれっきり、これっきり」にしていいのだろうかと、帰京の新幹線の中で、眠気の中にも頭を離れませんでした。

 

新年を迎え、3月には78歳を迎えるにあたり、身寄りのない全くの独居老人に私は、紛れもな現実が待ち受けています。

 

偶々、私の健康管理をしている病院の建物の上に、有料老人ホームがあることに気づき、気持ちを切り替え、老人ホームに入居できればとの想いが強く成ったのである。

 

取り敢えずはネット等で慎重に検索を重ねた結果、私は叶うならばと楽な

今後の高齢生活を夢見るに至った。