40分の安らぎ

現在、私は自力で体力の回復が出来ない程に、体調を痛めてしまった。

 

そのために、月に2回点滴の力を借りているといった状態が、彼是3か月以上続いている。

 

ドクターはとにかく、体力が消耗しているからと、いつも案じ、優しく、「大丈夫だよ」と私の気持ちを和らげて下さる。

昨日の整形外科の回復もあり、その一言で、どれほど、心強く、元気が出てくる。

 

さらに、ナースも私の動作や表情を、観察しながら、点滴の処置を終えると、部屋の照明を落とし、「ゆっくり、40分間休んでね」と、処置室を去っていく時、声をかけてそっと立ち去る。

 

丁度、昼食を済ませた時刻なので、しかも、医療者がすぐそばで、手を貸してくれるという私には、わが自宅より安らぎの場というか、安心して、

無防備になれる時間である。

 

さすが、プロってすごいなあと感心するのは、ピッタリ、点滴が40分で、

完了するのである。

 

僅か、40分間だが、本当に、今の私の心身の回復には何よりの力強い存在である。