白い雲と飛行機

夏の季節になると、私は日の出とともに目が醒めるという、加齢によるものとは関係なく、昔から不明瞭な表現だが、バイオリズムが設定されているようだ。

 

依って、今日も、ラジオ深夜便の終了とともに、ベッドから離れ、カーテンを開け、ベランダの窓を開けると、夏空が広がっている。

 

やがて間もなく、今日は真っ白い雲が、空をキャンバスにして、芸術性を発揮して、様々な模様を描く。

 

ベランダで雲の流れを楽しんでいると、グレーの雲が白い雲を追い出し、

雲の権力闘争が始まるというのが、この処、続いている。

 

天気予報によると、連日、大気が不安定の為と解説に付け加えている。

我がふるさとの浅口市は、大気が安定しているという地域の特性から、何とお山のてっぺんに、天体望遠鏡を大小4台も鎮座している。

 

いつも、我が母校の小学校のブログを見ても、「あさくち ブルー」の空である。

 

一瞬、重苦しい雲が消え、夏空に変わった時、偶然、私はベランダ越しに

空を見上げた時、銀色の飛行機が、目的地に向かって上昇している。

 

嗚呼、白い雲にふるさとへの想いが募り、何時か、帰郷できる日が来ることを白い雲に乗って、或いは、現実としては飛行機に乗ってと、叶わぬ夢を追いかけている。

 

つくづく、東京という大都会で私は生きていくのは、私にはかなり過酷な

人生なのだろうか。