ふるさとの桃

昨晩、リサイクルブックの読破で、ふるさとの桃農家の副会長からのメールに気が付かないで、今朝、メールを開いて、私は浅ましいようだが、今日、ふるさとでも「あさくちブルー」の下で育った桃が届くという。

 

今朝から、一時も自宅を離れずことなく、只管、待ち続けた。

何と、時の神様は意地悪だろうか、僅か、10分ばかり、留守にした時間に

宅急便と入れ違いに成った。

 

メールボックスも何度もチェックしていたはずが、僅かの隙間に、夕刻になってしまった。

 

母校の小学校でも、コミュニティスクールに、我がふるさとで、子どもたちに残しておきたい誇るべき浅口市ならでの、土地と、水と、空気と、安定した天候による産物を、子どもたちに伝えたとの熱き思いから、桃農家の副会長を中心に、2019年の6月、母校での体験学習が始まった。

 

今では、小学校の3年生を対象に体験学習にまで、成就したのである。

 

毎年、白桃といっても、種類があり、毎年、種別の異なった白桃を送って下さるという、心厚き桃農家の方である。

 

今年は、「夢白桃」といわれる品種で、昨夜のメールに記載されていた。

新型コロナ禍で気が重くなる時に、何て素敵な素敵な名前だろうと、夕刻の配達時間を待ち遠しく思った。

 

届いた桃は、紛れもなく、桃農家が愛情をこめて作り上げた我がふるさと

浅口市の白桃であった。

 

暫く、見事な夢白桃を前に、ふるさとの自然と、空気と、水を感じた。

 

いつもふるさとの味を届けて下さる方から、私は自然を共にした桃の栽培に向いているそうだ。

 

出来れば、私は管理組合の理事長を始め、東京の乾ききった町から一刻も

逃げ出したいと思っている。

 

叶うのであれば、パソコンを始め、全てを投げ打って自然の懐に抱かれて居たいと、願う気持ちは日ごとに強くなっている自分を感じている。

 

せめて、今抱えている管理組合、スタートしたばかりのプロジェクトに、

後継者が出来れば、私は、ふるさとの自然の懐に抱かれたいと願ってる。