柿ピー

凡そ、2か月に亘り、連日のように頭に重くのしかかっていた問題に対して逃げずに、私なりの判断で処理してきた。

 

先週末で、私はこれまでの問題に、解決済みと判断し、今日から自分の時間だけの久しぶりの日常が取り戻せると想うと、スイッチが入った。

 

部屋の空気まで、新鮮に思えるほど、私は素直に嬉しく、何から始めようかと、迷う楽しさを感じていた。

 

先ずは、文章化したい資料が、クリアファイルに纏まりなく突っ込んだままの放置状態になっている。

 

クリアファイルを整理することから始めた私は、如何に自分の生活が置き去りにして、資料を御座なりにしていたか、よくわかった。

 

残念だが、資料の中には、機を逃したものもあり、文章化できなかった悔しさに、唇をかんだ。

 

もう、このような毎日を繰り返したくないと、つくづく猛反省した。

 

お陰様で、ヘルペスも薬でおとなしくなってきた。

 

そうなると、これまでの埋め合わせの作業を始めるしかない。

 

夕刻までに、予定通りに運んだ私は、急にピーナッツが食べたくなった。

 

近くのコンビにで、ピーナッツと柿ピーを買い、夕刊を開いて、驚いた。

 

日本経済新聞の「なるほど!ルーツ調査隊」に、「柿ピー」誕生の記事が

掲載されていたからである。

 

どうも、私のピーナッツ好きは父親譲りのようで、嘗てある月刊誌に3年近く連載を引き受けていた際も、書き終わると、ピーナッツが欲しくなると

いった状態が、時を経て体が求めていた。

 

疲労回復には甘いものという考えがあるが、私は辛いものが欲しくなる。

 

依って、柿ピーも私の疲労回復に必要なのである。