医療機関の梯子

今日は午前と午後の二か所に病院の受診の予定がある。

 

9時過ぎには、既に、日傘からもぎらぎらと太陽の強い日差しに、グラグラしてくる。

 

既に、病院には4台の救急車が停まっているのが目に入った。

 

熱中症警戒アラートが発令しているのが、現実だとわかった。

 

最近の急激な暑さに、散歩のノルマを一万歩から、6千歩に落としたのだが

「鶏眼胼胝」と言われるタコが、歩くのも辛いほど痛くなってしまった。

 

何故か、左足のみで、知らず知らず私は左足に重心をかけた日常生活を過ごしているようだ。

 

数日前から、歩くのも辛く、時々、片足を上げて痛みから逃れるしかなく

今日が待ち遠しかったことか。

 

お陰様で、午後の病院は自宅から15分ほどなので、歩行も楽になった。

 

昼食後、今度は日傘をお供に、日陰を選んで病院に向かった。

 

5月中旬から、想定外の事情が発生したために、月に二回の診察と点滴で

エネルギーチャージをしているが、体力が長続きしない状況である。

 

病院に着くや、全身から、滝のような汗と、体中が熱く、血圧も体温も高くなってしまった。

 

看護師さんも、私の吹き出す汗を拭きとりながら、熱中症のような症状を案じるかのように、点滴の時間中、しっかり休んでねと。

 

何も考えずに、唯、ベッドに横たわり、後は看護師さんんが見守っているという安心感が、今の置かれている状況には皆無と言っても過言ではなく

今、私は至福の時を過ごしていると想った。