雲間に隠れるスノームーン

コロナ禍で、凡そ2年ぶりに会えなかった親友と、久しぶりに会えた。

 

再会の気持ちに気持ちは昂るものの、ソウシャルジスタンスを考えると、行動範囲は限られてしまう。

 

凡そ2年ぶりの再会であろうか。

親友によると、今日こそは、今日こそはと待ち望んでいたという。

 

色々、私とは異なる私生活で苦労した親友にだけに、一言いえば、理解してくれるという間柄である。

 

それゆえに、親友の利用する交通機関魔で、散歩をかねて、話に弾む。

今、人との繋がりを断絶したのは、人類の驕りにある様に想える。

 

時間にして15分から30分の時間ではあるが、お互いが親友としての関係を深め、ともに、次回の再会を楽しみに、マスク越しであるが笑顔で別れを

惜しむということで、残念ながらコロナ禍後、喪失されてしまった。

 

夕刻、今日は「ピンクムーン」である。

思いだし慌ててベランダから身を乗り出して見上げた時に、ちょうど、正に雲間に閉じこまれようとする「ミンクムーン」を見ることが出来た。

 

僅か、数秒ではあるが、開間見えた「ピンクムーン」に満足した。

明日からきっとい日が続くであろうという魁のように思えて、満足に見逃したものの、私は明日からの希望を持てそうだと想った。