変わりゆく街並み

確かな記憶ではないので、自信はないが、先週、新築マンションが歩留まり傾向にあると。

 

いわゆるマンションでは、区分所有者による理事会で、問題定義に対して

担当の理事が、いろいろな提案された事案に対して、検討する会議が、年に数回から多くは3か月に一回は開催するとか、ケースバイケースだ。

 

昨晩は我がマンションも、来月の総会開催に向けて、今年度最後の理事会を開催した。

 

現在東京は、コロナ禍後、転出傾向にあるとの報道に、人口減少になると単純に考えるには信じがたいのである。

 

東京オリンピック開催前は、ホテルチェーンが、あれよあれよという間に

林立して、嘗ての建物が何であったか、全くお思いだせなく、見上げるような高層建築を、唯々、見上げていた。

 

ところがオリンピックの開催が一年延期になって、林立していたホテルによっては「休館」の張り紙が張られ、営業中の客室にも、明かりが見えない静まった状況である。

 

と、いうのは、夏場の散歩は暑さが収まったころの8時過ぎの時間帯なので

宿泊利用者をある程度、確認できた。

 

他人事ながら、極端だが、一人でも宿泊者がいれば、稼働しなければならないだろうなあと、大変だなあと察していた。

 

やがて、東京オリンピックと同時に、今度はホテルからマンションの建築の勢いに、これもあれよあれよといったスピードで、進んでいる。

 

しかも、ホテル並みに高層建築が多く、散歩していると、わが地区は分譲より賃貸のスタイルが多いように思える。

 

寧ろ、新築分譲マンションは、わが地区より静寂な土地の傾向にある。

 

また、高齢化社会と、相続の問題等々、家庭の事情で、介護付きのシニア住宅の案内も多く見るようになった。

 

不動産と言われていたが、現在は「動産」に変わりつ時代になりつつあるように想った。

 

高齢化が進み、健康な高齢者や、私のように、一人住まいなど、住まいに対する多様性の時代になりつつあるのではないだろうか。

 

然し、50年近く住んでいる懐かしい街並みがどんどん、跡形もなく消えていく寂しさを感じている。