西から春が来た

昔から「立春」を「春は名のみ」と言われ、本格的な春を期待するのは、時期尚早だと、言われている。

 

今日の東京は「真冬の立春」と思うほどの、冷え込みで、空は重苦しく黒に近い雲が、覆いつくしている。

 

毎日が日曜日の身でありながら、手帳を見てしまう。

2022年の立春は、縁起を担ぐわけではないが、「仏滅」とある。

 

嗚呼、天候すら、仏滅に近く、個人的な想いとしては、せめて、「晴れ」を期待していただけに、気が滅入ってしまった。

 

なんでも、古来では、新年の始まりと言われ、「除災笑福」の意味があり、「立春大吉」と、「幸せ」が訪れるという人たち共通の、せめてまだ

実際には寒くとも、心は「春」といった想いを感じる。

 

一向に、晴れ晴れとしたお天気にならないので、今日は散歩をサボタージュしようかなと、心に囁く声を感じたが、最近、目標の1万歩に届かない状態が続いている。

 

先日、天気予報士が「光芒」とは、「天使の梯子」ともいわれると、知り

もしかしたら、厚い雲の隙間から、太陽の日差しが見えないかと、気を取り直して、散歩に出かけた。

 

どうやら、一向に「真冬の立冬」のままであり、期待した「天使の梯子」

も見えずに、がっかりしたままで帰宅した。

 

夕刻、友人からメールが届いた。

開くと、友人から、希望校の高等学校に合格したという知らせには、「立春大吉」とあり、その喜びが伝わってきた。

 

これで、友人のお蔭で私も幸せな春の訪れを感じた。