白兎の目になっちゃった

朝、起きて、洗面台に立った私はびっくり。

 

左目が赤く充血して、例えるに相応しいか悩ましく思ったのだが、瞬時に私は、白兎の目のように、赤くなっちゃったと想った。

 

赤くなった原因に心当たりがあった。

 

昨夜、夜中に、左の瞼に痒みを覚え、私は、瞼のみを掻いたつもりだったが、どうやら、眼球を傷つけてしまったようである。

 

とは、言っても、最近、寒さのせいか、血圧の数値が高くなっているため早速、病院に出かけた。

 

お陰様で、眼底出血もなく、やはり、瞼の痒みで眼球の毛細血管を傷つけ

現在は出血も止まり、個人差はあるが自然吸収しかないとの診断だ。

 

処で、嘗て、兎と言えば白兎と思い込んでいた私は、最近は、寧ろ白兎を見る機会が少なく成ったように思う。

 

恐らく、私は幼少時の「因幡の白兎」の記憶があった故とわかった。

しかし、目が赤くなっただけで色々と、思い出すものだ。

 

今夜は、今年初めての満月「ウルフムーン」だと、夕刻7時過ぎに思い出し

急いで、外に出ると、キーンと冷え切った冬空に、鮮やかにくっきりと、

冴え冴えとした月が見えた。

 

一月の満月は、地球から一番遠い月だそうだが、月の明るさは素晴らしく

大きく綺麗だなあと寒さを忘れ、暫く佇んで見続けていた。