至福のひと時

かねてより、今回の心身ともに起因する「青天の霹靂」ともいえる出来事を、私は、自分の苦しさをブログに認めるしかなかった。

 

そのブログを読んだ友人が、私の身を案じて、ランチタイムに会いましょうというお誘いを頂いた。

 

人との縁は時間の問題ではなく、相手の気持ちを如何にくみ取るホスピタリティの精神である。

 

正に、彼女はさりげなく、お互いにお気に入りであり、懐かしい、嘗てのフランク・ロイドの設計によるホテルでの、時を経ること、4年後の再会に際し、彼女は、私に対して、心安らぐ場を設けてくれたのである。

 

彼女とは別に、私もよく利用していただけに、彼女の心遣いは傷ついた私の心には、嬉しく思ったか。

 

多くを語らずとも、理解あるというか、察してくれる心細やかな理解力に

全て私の気持ちを察してくれる。

 

まして、懐かしいホテルの味に、私はいつしか、これまで自分が心身ともに影響を及ぼすほどの苦しみが、徐々に消えていくのである。

 

彼女は、「もう、良い意味で、冷めているいうか、解決済みね」と。

 

私も、彼女に愉快でない話をする気持ちはなく、楽しくランチタイムをと

願っていた私の気持ちを見事に見抜き、「青天の霹靂」による私の精神的成長を察していたのである。

 

嘗て、慣れ親しんだ東銀座から、約束の日比谷のホテルまで、私は師走、冬至の銀座を往復歩いて、今年最高の至福のひと時を心行くまで、自分のために、変わりゆく銀座のまちではあるが楽しみたかった。

 

やっと、2021年の後半の様々な事情による蓄積疲労が「これでおしまい」になる予感感じた。

 

一寸、早いが2021年の年末を締めくくるに、素晴らしいひと時をプレゼントしてくれた友に感謝している。