大寒小寒の雨の一日

昨日は、24節気の「大雪」を忘れて、近くで友人がグループ展をしているので、散歩がてら外に出ると、風が冷たく、慌てて、厚手のセーターに着替えて出直す。

 

友人の相変わらず、旺盛な創作意欲に頭が下がる。

 

全てが手縫いの作品で、伝統を重んじる友人は、今日は「針供養の日」、丁寧に日頃の相棒の幾種もの針を供養をすることと、想いを馳せる。

 

昨日より、気温も上がらず、昨夜からの冷たい雨もあり、今日は、自宅で今年一年、お世話になったり、支えて下さった方に、お礼の気持ちを準備しようと決め込んだ。

 

残り少なくなった今年の手帳から、リストアップし、取り寄せた数種のカタログを広げ、選んでいくのは楽しくもある。

 

嘗て、大学で「ボランティア実習講座」を務めている時に、相手に対して

「心を込めて」という向き合い方の持つ意義を、話してきた。

 

「心を込めて」ということは、「相手の気持ち、立場に立つこと」を意味しているということである。

 

例えば、自分にとって大切な方や、お付き合いしている人に対して、何を

プレゼント(提供)すれば、喜んでもらえるかと。

 

緊張気味の学生たちの表情が、和らいで、互いに笑顔になっている。

 

今、私は、外の降りやまない冷たい雨とは異なり、喜んで頂けるようにと「心を込め、相手の立場に立って」終日、カタログを広げて過ごす。