こんな日もあるのかもしれない

新しい相棒ともそろそろ、しっかりと付き合っていかなければと決めた。

 

同じ機種だが、微妙に操作の違いを感じるも、もう少し、相棒が必要な為に、頑張らなくては。

 

十分にお引越しも済ませたはずだが、メールの署名の設定等々、すべてを

お任せという甘い思い込みから、現実に戻る。

 

とりあえず、焦らずに、気づいた段階で、珍しくゆっくりと向き合おうと自分に言い聞かせた。

 

そんなわけで、気が付くと、夕刻の散歩の時刻になっていた。

 

最近、平日の普通郵便が夕刻遅くなり、ちょうど、散歩を終えた6時過ぎにポストに入っている。

 

顔見知りの郵便配達員から、月曜日の郵便物が増えたそうだ。

ところで、私のポストに、日本年金機構からの葉書が入っていた。

 

エレベーターの中で、葉書を見ると、住所は間違いなく、我が家宛であるが、名前が違うのである。

 

既に、10年を過ぎた現在の私の住所宛に届くとは、背筋がゾックとした。

うっかり、開封しないでよかったと思うも、なんとなく薄気味悪さが拭えないでいた。

 

年金機構の締め切りの午後7時までに、5分残っていると知った私は、連絡を取ると、担当者から、「誤配」として転送との指示を受けて、今日の集荷は終わっているとわかっているも、ポストに投函した。

 

新しい相棒との緊張の時間を過ごした夕刻の後、新築を購入したわけではないので、当然、あり得ることとは承知しているものの、10年前、将又、

10年以上の時を経た人物宛の郵便物に、思わず、辺りを見廻し、警戒心が生じた。