ジャガイモとオクラ

東京も、連日雨模様で、特に今日は警戒警報レベル3という表示が続いて、注意を喚起している。

 

今日は、76年目の終戦記念日でもあり、忘れてはいけない日でもある。

3月に疎開先で生まれた私は、8月15日は生後5か月を迎え、既に、当時の

歴史を知らない一人と言える。

 

この日を大切にしなければいけないという想いはあるが、さて、何をしたらよいか迷いがある。

体調管理のために、徹底な自炊生活に戻すという決意でいた私は、今朝から、野菜かごや冷蔵庫の点検をして、食材を片っ端から、味が落ちないうちにと、台所に立った。

 

偶然というか、ジャガイモは「長崎県産」、オクラは「広島県産」の産地表示に、私は、8月6日と9日、さらに「経験したことのない」「命に係わる水害」に被災されている地域の食材に、包丁を入れるのを躊躇した。

 

然し、直ちに思い直して、今、調理して「美味しい」と味わうことが何よりの励ましの気持ちに繋がればと、包丁を入れた。

 

こんな偶然もあり得るのだと、朝から私の心に蟠っていた何とも言えないもやもやしていた気持ちが、少し軽くなった。