自粛生活疲れ

本来は「海の日」だが、今年は東京オリパラにより、診察に出掛ける。

 

何か、今年は、昨年より平常のリズムが取れないでいるのは、私だけだろうかと問いかけながら病院に。

毎日の東京都のコロナ感染数を聞くと、嗚呼と嘆きたくなる。

 

然し、この複雑な気持ちは私だけではないと頭では理解しているものの、心身ともに応える。

 

ふるさとを持つ友人たちは、この感染数に敏感になってしまうというと、私だけでなく同じ思いになるという。

 

特に、「毎日が日曜日」になった私は、毎日の生活に対して、精神力を強く持って、怠慢な気持ちが過ると、必死に払いのけるパワーを要する。

 

愚痴っぽい前置きが長くなったが、お陰様で、執刀医の先生もMRIを始め丁寧な診察の結果、心配する状況ではないとの結果に安堵する。

 

嘗て、私は「冷房病」で、入院した経験があるために、クーラー生活にも気を付けているが、強いて言えば、冷気で風邪をひかないように心がけている体質にも原因があるのかもしれない。

 

厳しい日射しだが、日傘をお供に、熱気の強い外の空気を吸うと、不思議に体力の回復を感じるのである。

 

育った故郷の気候によって、冬に強く、夏に弱い友人と、その逆で夏に強く、冬に弱い瀬戸内生まれの私は、暑い方が強いのである。

 

さてさて、まだこれから長く続く猛暑日に、どうなるだろうか。

矢張り、暑くても、私には、大人しく「自粛生活」は苦手なので、これからは、日没後でも、散歩に出掛けようと思っている。

 

長い「自粛生活疲れ」なんて、甘えていてはいてはいけないと、叱咤激励したいところだが、「頑張らないで、頑張って」というドクターの声が、頭をかすめる。

 

 

久し振りにベランダから、夕刻6時過ぎに、まだ、青空が広がっている中を

銀翼の飛行機が機首を上げて、銀色に輝いて見えた。