キャンパスに笑い声

朝から、梅雨特有の雨に匂いが、窓を開けると、部屋の中まで、入ってくる湿気に、改めて、しっかり、「梅雨」と認識、梅雨寒も感じた。

 

朝のルーティンである、日本経済新聞の朝刊の社会面に、思わず、本当かしらと疑いたくなるような記事のタイトルが、飛び込んできた。

 

『大学「密」を避け対面授業増』とあるではありませんか。

記事によれば、「まん延防止等重点措置」に移行した東京や関西の大学でも再開の傾向にあり、歓迎の声と、一方では感染拡大への警戒の両立を

続けているそうだ。

 

大学名は省略するが、記事による歓迎の声を紹介すると、「笑い声がキャンパスから聞こえて、改めて大学には人の声が必要だと想った」

 

「オンラインだと先生の声が聞き取りづらいことがあった。友達にも会いたかったのでキャンパスに来られてよかった」

 

大学側としても、感染にはそれなりの工夫を駆使している事情も記載され、改めて、それぞれの立場で、コロナ禍と闘っている。

 

コロナ禍では、今は、新型コロナワクチン接種にできる限り、大学側では

多くの学生に接種をすすめていく方法しかないが、キャンパスに明るい声が一日も早く聞こえるように、期待をしている。

 

一昨年まで、岡山の母校の小学校の學校運営協議会の委員を務めている時に、長年、母校のPTA会長さんをなさった高齢の委員から、「いつも、子どもの声が聞こえているというのは、え~えもんじゃね」と、嬉しそうに笑顔で話された時を、今、改めて、その言葉の重さを感じる。

 

昨日の日本経済新聞の夕刊に、「コロナ後のオフィス戦略」の記事の文末に、オフィスは不可欠なリアルな対面の場であると。

更に、「ワクチン接種が進む米国では、社員に週数日程度のオフィス出勤を求める動きが出ている。サイバー空間でのやりとりはワクワク感が湧かず、イノベーションが起きづらいからだ。

テレワークを進めると同時に、オフィスでは濃密な対面コミュニケーションを促進する工夫が必要だ」と、編集委員の石塚由紀夫氏の取材記事に

少しづつ、コロナ禍からコロナ後の新しいスタイルを考える時代に移りつつあるのかなあと、少し、心が和らいできた。