孤食と黙食の日々

テレビとのお付き合いを止めて数年を経た私は、NHKの「ラジオ深夜便」をBGM代わりに、音量を落として、微かに聞こえる程度の日々が続く。

 

昨日28日の政府の「孤独と孤立」問題が、頭に残存したままで、就寝。

 

拘るわけではないが、感染防止のため「三蜜」が、必須条件にある緊急事態宣言により、飲食業界は100日以上の時短要請されているという。

 

最近は、おかけ様で、早朝に目が覚めるという長い習慣から、ゆっくりと

起きる生活にも慣れてきた。

 

処が、今朝早朝4時からのラジオ深夜便の「私の人生手帖」に目が覚めた。

 

テレビドラマでも、松重豊主によるの異色の「孤独のグルメ」は、いつも楽しみにしていた番組であった。

 

「孤独のグルメ」では、ある意味で見知らぬ土地で、見知らぬ飲食店に入って、これまた、興味を持ったメニューを注文後、主人公なりに静かに、味わった感想を、さり気なく語るという次第である。

 

ついつい、当時の「孤独のグルメ」を懐かしく思いだしながら、今の私は

「グルメ」ではなく、まさに「孤食と黙食」の毎日が続いているではないかと、気が付いた。

 

先日、ポイント消化のために、自炊を怠ったために、体にシグナルが出たために、「自炊」を死守すなければいけないと、反省したところである。

 

しかし、人は、食事を通して人生を豊かに過ごせるのにと、このコロナ禍は、我々に何かの警鐘を鳴らしているのだろうかと、想うことがある。

 

先日の検査の結果、何としても、感染予防のために、また、健康保持という「自助」生活を継続するために、私は、自分自身に対して、「お百度参り」や「お茶断ち」とか、昔の人の努力を思い出して、私のある願い事が叶うまで、頑張ろうと決めたのである。

 

さて、いつまで、続くか、自分との闘いである。