見上げた青空に白い月

16日の入浴後、コロナ禍で母校との別れも近くなり、そろそろ約束の卒業論文を進めなくてはと、思い立ち、入浴後の温もりもあり、うっかり、薄着でいた。

 

以前のように、パソコンと同時に文字化出来たのが、今回は、なぜか、しゃっきと落としどころというか、納得しないものがある。

 

筆力が落ちたなあと嘆く前に、進めねばと、珍しくというより、恐らく初めて、思いつくままに書き出しているうちに、背筋に寒気を覚えた。

 

しまったと思った私は、慌てて、手元にあった風邪薬を飲み、電気毛布に慌ててもぐりこんだが、既に遅しであった。

 

幸いに、翌朝事なきを得たが、やはりその後の17、18日の両日は気力がなく、頭に霞がかかった状態でありながらも、無意識に文字化しているのだが、パソコンに向かう元気はなかった。

 

このままでは、予定通りに事が運ばないと、思い切って、狭い自宅に籠っているよりはと、午後の3時ごろ、散歩に出かけた。

 

空は、青く、ああ、東京もこんな澄み切った空があるのだと、思うにつけ、ふるさとの「あさくちブルー」を逆に思いだす。

見上げた空に、うっすらと、白い月が見えた。

 

そういえば、17日の夜9時半ごろに、友人から、細い三日月が西の空に綺麗とのメールが入ったが、私は、風邪薬により爆睡状態で、見逃した。

 

それから、2日後の月は、ちょっと、ふっくらとしていたが、青空に

昼間の白い月を見ているうちに、よーし、頑張って書くぞ~とスイッチが

入った。

 

一度、確かに入ったスイッチだったが、もう一度、最初から、出直そうと思い、目下、進行中である。