ブランドも変わった

先日「電話で合点」した友人から、又興奮気味の電話がかかって来た。

受話器から、開口一番「ねえ、貴女、時間があるし、元々、捨て魔けど、これまでは講師依頼や、色々と人と会う機会もあったけど、もう、先日話したように、殆ど着る機会も無くなった来たから、私も断捨離とまでは行かないけれど、先ず、スーツとか、将来を考えて購入した新品も、思い切って、もしやとリサイクルショップに相談した処、心地良い返事で訪問してもらったの」

「嗚呼、それで、どうだった。買い取ってくれたの? 」

「ブランド名のスーツやセーターでも、値段は付かなかったのよ。いくら掛け合ったけど、駄目だったわ。一度諦めて整理する決心をしたのに、これから古布の資源ごみとして回収日に出すしか無いのね。何か、又、貴女に電話したくなって、お騒がせ老女になって来たわネ。世の中の変化のスピードについて行けそうも無いわ。更にコロナにも神経質になっているし、『つ・か・れ・た』」

「青い山脈よ、古い上着よさようならの世界よ。実は、私は、 民間で無く、区政の環境リサイクルにと思って準備しているのよ。資源ごみに出す迄に、トライしてアウトになったら、其れこそ、さようならでいるわ。でも、私達の世代のブランドも、感情的にもう一度見直して見ても良いのでは無いかと思うけど」

「そうだったわ、同い年でも良く頭が回るわネ、これからは事前に相談するわ。宜しくね、有り難う、お騒がせ・・・」

私は、興味もあって、散歩がてら出掛けるつもりでいる。

明日は、社会に反比例するかの様に、使用頻度が少なくなった2代目のアイパッドを、愈々手放し、パソコンとスマートフォンを相棒と決めた。