二病息災

前回の検査からの1週間後、再度の精密検査の日である。

相変わらず、心の動揺も無く、粛々と時は流れ、主治医から検査結果を聞いた。
案じるより、今回の結果と仲良く共生していく事という診断だった。

この年齢になれば、体のパーツの保証期間にも個人差があり、無病息災から、4年前に偶然から「一病息災」になり、此方も仲良く共生していく現状が続いている。

主治医が案じていた病状が、今回の検査結果で明白になったが、此方も仲良く共生していく結論に、もう一つ仲間が増えた。

言わばこの18日から、私は一病息災から「二病息災」になったのである。
既に食事は自炊に切り替え始めると、体調に変化が現れた。
本来の私の体調が戻って来ているのが良く分かり、二病息災の仲間と共に過ごしていくには、先ずは自分を心身共に大切にする重要性を痛感した。

ある意味で、今回の検査結果によって、改めて自分の弱点を認識出来る機会にもなったと有り難く想っている。

二病息災にどの様に向き合うかと言えば、私は相変わらず毎日に前向きに向き合っていけば良く、
今後は食生活のペースも崩さないように過ごしていけば良いと、決意を新たにした。

歳を重ねるとは、人生の様々な重い荷物を背負って生き乍ら、また背負っている荷物を減らせるものもあるというのが、私の結論であり、今後の生き方でもあると言える。