人を育てる

今週から、また薬学部のボランティア実習が再開します。

毎年、不思議なのですがその年によって実習生の様々な違いに気付かされます。
また、グループによっても異なります。
正直に指導しやすい学生もいれば、私がどのように指導すればと戸惑うこともあります。
100人いれば、100人が同じではないといわれていますが、確かに、学生一人ひとりに慎重に関わっていかなければいけないと実感しています。
個別化を大切に、その見極めが大変ですが、将来の重要な人材でもあるのです。
実習には、接遇も今後のために含んだ講義をしています。
近所で、きちんと口を閉ざしたチューリップを見て、ふとこんなことを思い出しました。
チューリップは、朝のうちはまっすぐに空を 見上げるように花を付けていますが、日中になるとダラリと花びらを広げて、見ようによってはとてもだらしなくなります。
友人から、固い花びらのうちに、ひとつまみお砂糖を入れると、見苦しい姿にならないと聞いたことを思い出しました。
毎日、僅かでもお砂糖を与えて、開花中にチューリップは糖尿病にならないのかなぁなどと、横道に逸れましたが。
実は、本筋に戻すと、人を育てるということも指導者のさじ加減によって の違いが生じることの重さを感じています。