銀杏の葉が花になる

最近、銀座に出掛けるチャンスが多く、私にとってはかつて25年以上過ごした思い出の職場の地であり、ホイホイと足取りも軽くなります。

昨日は、銀座でも築地市場に近い昭和通りを5丁目から新橋の方に向かって歩いていました。
歩道の植え込みの木に、黄色い花がたくさん咲いているように見えます。
近づいてみると、今、旬の黄色く色づいた銀杏の葉がまるで花に見えたのです。
銀杏の落ち葉をかぶった植え込みの葉が、この季節というのに艶やかな緑色を活き活きと蓄えています。
緑と黄色のコントラストがなんとも素晴らしい風景に一役かっています。
編集者時代に色彩のバランスといいますか、永遠の組み合わせについてカラーチャートを何度も使い苦労をしたことが思い出されます。
恐らく、色彩のバランスに限らず、人生にも相応しいバランスがあるのではないでしょうか。
そんな想いにさせてくれる銀座は、私にとっては永遠の憧れの街でもあり、心の豊かさを教えてくれる街です。