日付けが変わっていた

珍らしく睡魔に襲われずに、考え事やゴソゴソしていました。

なんとなくテレビも点けっぱなしにして、チョットひと息とコーヒーとクッキーを口に運んだ時、見逃していたNHKで、「ロスト北斎」の再放送中です。
北斎が晩年に地元の牛嶋神社に奉納するために描かれた大作で、しかも傑作といわれる大絵馬の「須佐之男命厄神退治之図」が、関東大震災で焼失した幻の作品といわれているそうです。
その作品が、コロタイプ印刷で、モノクロで残っている写真を基にして、現代のデジタル技術と手業といいますか、手作業の専門家によって、北斎の独特の線と、これまた何度も北斎の紫の発色に挑んでいく気の遠くなるような作業に、実物大に2年の歳月を費やして、見事に100年ぶりに復活する過程を追い続けた素晴らしいドキュメンタリー作品です。
さて、心豊かになったところで、もう一杯コーヒーを飲んだあと、すぐテレビを消せば良かったのですが、逆に次のドラマに目がパッチリ。
まさかこんな深夜に恐らく再放送だと思うのですが、私が見落としていた英国のドラマの「ダウントン アピー4」と続いているのです。
チョット入り込んだ人間関係と登場人物の多さに慣れるまで時間がかかりましたが、実は人間の持つ表裏に興味が深まり ハマったドラマです。
間もなく、シーズン5がスタートするようです。
気がついたら 日付けが変わっていました。でも、充実した深夜を過ごし、まだこの歳でも、かつて編者時代の徹夜のモードにオーケーです。さあ、今日も遅刻しないように行ってきます。