今日は休ませて

今日は寒い。底冷えの日との予報が当たりました。

10月末から11月に入る晩秋の数日は必ずといっていいほど、いろいろと思いがけないことが起こり、また未だに25年間の美術の仕事の際、小さい会社とはいえ決算月の後遺症が残っているようです。
今年もどうやら、同じライフサイクルに陥ってしまいました。
心身ともにガス欠状態です。
昨日、私がおとなしく(?)していますと、案じてメールや電話がかかってきますので、今年は事前に私の方から、「明日の約束はチョットパスさせて。そっとしてくれる⁉︎でも心配しないで」と先手を打って、ベッドで静かに過ごすつもりです。
時々、私には独居生活をしたくなります。一日中、話もしない。ただ、何も考えないでボンヤリしたいと思うことがあります。
ひとつ朝から、楽しみにしていることがあります。
今夜9時15分からのテレビ朝日の日曜洋画劇場が番組50周年記念に、永年活躍なさった「サヨナラサヨナラ」のフレーズでお馴染みの映画評論家の淀川長治氏が、オープニング映像に放映されるということで、一生懸命眠気と戦っていましたが、目が覚めた時は日付けが変わっていました。
銀座百点の編集部時代に、淀川先生に原稿をお願いしていました。
ちょうど締切日にお電話をいたしましたところ、「淺野さん、あなた風邪引いとりませんか?」「はい、チョット」「ちょうど、銀座に用事がありますから、私が届けましょう、今日は寒いから淺野さん、大事にしてください」
駆け出しの編集者の私の声から、体を気遣ってくださる淀川先生の優しさに胸が熱くなりました。
ああ、残念。