秋雨前線の中で

季節は時には迷いながらも、秋雨前線を味方につけて確実に秋の力をつけ始めています。

昨夜からの気まぐれな雨に振り回されながら、朝から雨靴で出かけることにしました。
運悪く、強い雨の中をうつむき加減に歩いていると、雑草に囲まれた中に、取り残されたかのように小さな花が雨の中でポツンと咲いています。
なんとも言えない愛おしさを感じてしまいます。たまたまうつむいて歩いていたから気がついたものの、急いでいれば見落としてしまいます。
医療ボランティアを始めてかれこれ25年近くなりますが、あらためて小さな見落としがちなことに「気づく」ということの大切さを学びました。
治療のため、予約のためには、悪天候でも足を運ぶことにはなります。
特に病院では予約が優先され、今日のような不安定な日に体調を崩す方が多くなります。
そんなことを考えながら歩いている時に、見つけた小さなピンクの花に私は病気の方への想いをはせていました。