銀座の紫陽花

先日、和歌山の白浜町の園児たちのカバさんの歯磨きのニュースを微笑ましく思いながら、私も ちょうど今月が定期的に歯のチェックを心がけているため銀座の歯科医院に出かけました。私にはかつての仕事場でもあったために、むしろ懐かしい銀座に出かける方が優先しています。

今まで気がつかなかったのですが、昭和通りが私の背丈以上に、色とりどりの紫陽花ロードにすっかり魅せられた私は、パチリが止まらなくなり、目的地の歯科医院を通り過ぎたほどです。
かつて銀座百点の編集時代にある雑誌の取材を受けることになりました。既に鬼籍に入られた俳人で随筆家の楠本憲吉氏がインタビューアーとのことで、全く立場が逆との思いで、キンキンに緊張したものです。最後の質問が「あなたにとって銀座にどんな思いを持っていますか」と、すかさず「心を豊かにしてくれる街です」と。紫陽花一つとっても何となく銀座の紫陽花は私には格別の雰囲気を感じます。
今後も、梅雨期の主役の花の紫陽花を取り上げてまいります。