若い人と話ができない

考え事をしながら夕刻の商店街を歩いている時です。
私の右側に人の気配を感じ、見るとローズピンクの
ランドセルの女子が私の側をつかず離れず、ついてきます。
「 何年生?」 黙っています。
今度は私の左側に周り、信号待ちをしている時です。
私に「 信号を渡りますか」「 もう少し先で買い物をするから」
「 じゃあ 、私と同じ道ね」と微かな笑みがこぼれました。
「 どうして私に話しかけて来たの」 と問いかけました。
「 私ね、若い人と話が出来ないの。私こっちだから」
ただ、時間にして僅か10 分以内のできごとです。
何故か、言葉に表せない心に重いものが残っています。